スピ系元カノの幻影にパニックになった50代おじさん…生身の女性に恐怖を覚え、マネキンにのめり込んだ話

恋愛で嫌な思いをすると、トラウマになってしまうこともありますよね。あまりに傷が深いと、もう生身の人間はコリゴリ……なんて思ってしまうこともあるでしょう。今回はスピ系元カノの幻影にパニックになった50代おじさんが、マネキンにのめり込んだ話をご紹介いたします。
若い女性に固執し、自称エリートとして婚活に励んだ50代の主人公・工藤誠。しかし友人の娘をロックオンした結果、親と友人から見放された上、仕事も左遷とまさに人生のどん底に落ちてしまいます。安アパートに住み工場で働く誠は、次に20代のスーパー店員・日菜子にアプローチしたのでした。
しかしオーラに心酔した日菜子に、浄化の強制や数珠を買わされます。その後40代の同僚・春香といい雰囲気になりますが、誠がエリートではないとわかった途端、暴言を吐かれました。女性不信に陥った誠はマネキンに「美幸」と名付け、一緒に暮らすようになります。誠から美幸を紹介された両親は、半ば諦め気味に誠の意思を尊重したのでした。
20代の同僚・太一から婚活パーティーに誘われた誠は、断り切れず参加します。しかしトラウマが蘇り、女性とうまく話すことができません。そこでポツンと佇む男性を見つけました。
誠と目が合うなりベラベラ話しかけてきた49歳・内海芳雄。贅沢は求めないと言っておきながら、明らかに若い女性ばかり声をかけます。そんな姿に矛盾を感じながらも、まるで昔の自分のようだと思ったのでした。
ある日誠の職場に、1か月の短期派遣で芳雄がやってきます。婚活パーティーだけでなく結婚相談所でも活動する芳雄は、「普通の女性でいい」と言いながら39歳以下正社員を望みます。そこに新人の芳雄を気遣い、同年代の同僚女性が声をかけてくれました。
しかし勝手に気があると勘違いした芳雄は、「子供が欲しいので40代以上の女性はちょっと……」と断ったのでした。同僚女性が結婚して子供もいると知り、早とちりを謝罪した芳雄。その上で「僕のこと好きになったらだめですよ?」と言い放った姿を見て、ヤバいと感じたのでした。
冬が近づき、薄着で寒そうな美幸を心配するも、金欠で服が買ってあげられない誠。そんな中、いま手芸がブームになっていると知り、美幸のために編み物に挑戦します。想像以上の難しさに一度は心が折れましたが、愛する美幸のために頑張ったのでした。
昼休みに編み物をした誠を「若い女性狙い」と決めつけた芳雄は、自分も婚活のために挑戦すると言い出します。さらに美幸を恋人だと勘違いし、しつこく追及しました。うんざりした誠は中庭に避難し、編み物をします。
そこに新人女性・結城千絵がやってきました。編み物が趣味の千絵からアドバイスをもらい上達した誠は、後日お礼を言います。これを機に一緒に編み物をするようになり、自分に気があると思い込んでしまったのでした。
過去のトラウマから、千絵にオーラに興味があるのか尋ねた誠。オーラや宗教に心酔していないと知り、やはり自分に好意があると勘違いします。生身の女性はコリゴリだと思った一方で、行きつけの手芸屋に連れて行ってほしいと頼んだのでした。
その日の仕事帰りに、千絵は誠を手芸屋に連れて行きます。千絵の笑顔にときめいた誠でしたが、なぜか「京子さまが待ってますよ」と聞こえます。日菜子が崇拝していた京子さまを思い出した上、千絵が日菜子に見えパニックになりました。顔色が悪い誠を心配した千絵を置き去りにし、走って逃げたのでした。
誠を追いつめる日菜子の幻影










ますます美幸にのめり込んだ誠
日菜子の幻影に恐怖を覚え、走って自宅に帰った誠。もう生身の女性とは関わらないと決め、ますます美幸にのめり込んだのでした。やはり恋愛でできた心の傷は、そう簡単に癒えないのかもしれませんね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。