熟年離婚した夫と本音で向き合った結果…わだかまりがなくなり、はじめて本当の家族になれた気がした話

2025.11.01

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これまで夫に不満はありながらも、夫婦として何とかやってきた人もいるでしょう。でも夫が定年退職したら状況は変わるもの。四六時中一緒の生活が耐えきれず、離婚を決意することもあるのではないでしょうか。今回は熟年離婚したものの、はじめて本当の家族になれた気がした話をご紹介いたします。


28年前、主人公の英恵は夫・実とお見合い結婚をしました。当初は不器用だけど優しい実に惹かれていた英恵。しかし娘・夏帆が生まれてから、ぶっきらぼうすぎる実に違和感を覚えます。2人目の相談をしても「英恵に任せる」の一点張りで話し合いすらできず、英恵は2人目を諦めました。
夏帆のはじめての運動会にも仕事で来ない上、興味すら持ちません。代わりに英恵の母が見学に来てくれましたがその後体調を壊し、63歳で帰らぬ人となります。悲しみに暮れる英恵と夏帆をよそに、葬式から帰宅後「飯は?」と言う実。この言葉に英恵はショックを受けるのでした。これ以来、実への愛情が完全になくなった英恵ですが、金銭面を考えると簡単に離婚できません。
その後、夏帆が社会人になりひとり暮らしをはじめ、夫婦ふたりきりの生活がはじまります。パート先で定年退職の話を聞いた英恵は、実が今年定年だったことを思い出します。これから実と24時間一緒なんて考えただけでゾッとする英恵は、本格的に離婚を考えはじめます。夏帆からも背中を押された英恵は、実と離婚したのでした。
ある日ひとり暮らしをはじめた英恵のもとに、夏帆が遊びに来ます。不愛想ではありますが、実なりの愛情は夏帆に届いており、両親への感謝を口にします。昔のアルバムを見ていたふたりですが、実が書いた「定年してから英恵とやりたいことリスト」を発見します。これを見て動揺する英恵に、夏帆は「離婚という選択は間違っていなかったと思うけど、一度お父さんと話してみたら?」と提案したのでした。
後日実と会い、リストについて尋ねた英恵。実から「別れた今でも英恵のことを心から大切に思っている」と言われ驚きます。2人目の相談をした際のそっけなかった返答は、命懸けで産むのは英恵だからという実の優しさからでした。また母の葬式後に「飯は?」と聞いたのも、自分が作るつもりで英恵に尋ねていたことが発覚します。事実を知った英恵は、そう思っているならちゃんと伝えてほしかったと涙を流したのでした。

実が離婚に応じた理由

わだかまりがなくなった英恵

最後まで英恵の気持ちを尊重し、離婚に応じていた実なのでした。実の本音を知り、心のわだかまりがなくなった英恵。離婚はしましたが、3人で食事ができるような良好な関係が築けてよかったですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

2025.11.01

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Written by Googirl編集部

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