炎上で収益化も無効になった動画配信者…過去の横柄な態度でスタッフとしても雇ってもらえなかった話 

2025.10.23

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人生には大なり小なり波がありますよね。何もかもうまくいかず人生のドン底だと思っていたけれど、あることをきっかけに大金持ちになった……なんて話を耳にすることもあるでしょう。でもお金があるからといって、必ずしも幸せになれるとは限らないもの。今回は炎上で収益化も無効になった動画配信者が、スタッフとしても雇ってもらえなかった話をご紹介いたします。


52歳の池田裕司は30年勤めた会社をクビになり、途方に暮れていました。生活のためにコンビニでアルバイトをはじめますが、同じくコンビニ店員の女子大生・石井涼花からSNSへのVlog投稿をすすめられます。そして裕司は言われるがままにVlog投稿をはじめました。
最初は再生数が少なかった裕司ですが、20代の人気インフルエンサー・MAYAYAが裕司のVlogを紹介したことにより、一躍有名人に。そしてMAYAYAから裕司にコラボ依頼が届き、実際にコラボをします。しかしMAYAYAと関わっていく中で、裕司は自分に気があるのではとありえない勘違いをはじめます。
涼花から「一回冷静になったほうがいい」とアドバイスされるも、勘違いが加速した裕司はMAYAYAをデートに誘い、結婚前提の交際を申し込んだところフラれてしまいます。しかもフラれたことをMAYAYAのせいにする裕司は、その後MAYAYAを悪者にするような発言をし、MAYAYAをプチ炎上させます。
そんな裕司に初の動画報酬が入りますが、想像以上に収入が多かった裕司はコンビニアルバイトを辞めました。若い動画配信者とのコラボもあり再生数は上昇、裕司はカリスマへの階段を登りはじめました。企業案件ももらえるようになった裕司は収入が増える一方で、ファンからのコメントでますます勘違いが加速します。メッセージを送ってきたファンと一夜を共にすることもある裕司は金と地位、そして女のすべてを手に入れたと思い込みます。
そんな裕司が動画投稿者のパーティーに出席しますが、若い人達からバカにされていることにも気づかず痛々しい言動を連発。このパーティーで久々にMAYAYAと再会、「ふたりで抜けない?」と声をかけますが拒否され、裕司は逆恨みします。そしてメンバーシップ動画で、「MAYAYAに弄ばれて捨てられた」と発言、再びMAYAYAのSNSを炎上させたのでした。
その一方で裕司に酷い態度を取られているスタッフは、ひそかにパワハラの証拠動画を集めます。数回手を出したファンから妊娠したと言われた裕司は100万円でなかったことにし、動画投稿者が集まるバーで武勇伝のように語りますが、登録者数200万人超えの5人組グループ・圭介を怒らせてしまいます。圭介はMAYAYAの彼氏でもありますが、裕司は知りません。人を登録者数でしか見られなくなっている裕司は、圭介にその場しのぎの謝罪をします。圭介を追い越したい裕司は動画投稿に力を入れますが、金に物を言わせる内容や人の悪口、モラルのない投稿により人気は失速します。
何としてでもバズりたい裕司は闘病生活を送る少年・良平くんに300万円の車椅子をプレゼントしますが、車椅子がなくても歩けると知り逆ギレ、母親に感謝の演技をさせます。最初は過去一動画が伸びた裕司ですが、次第に批判的なコメントが増えはじめます。そして良平くんのお母さんに横柄な態度を取った動画がスタッフ・吉井により拡散、裕司は炎上します。謝罪動画を出すようアドバイスされた裕司はパワハラをし、ほかのスタッフも去っていきました。その後、過去の動画も炎上した裕司は企業案件も解除されます。
ある日MAYAYAと圭介が、裕司がファンを中絶させた事実を生配信します。MAYAYAも裕司から告白され断ったところ嫌がらせを受けるようになったと暴露し、圭介と付き合っている事実も公開します。さらに吉井と良平くんのお母さんも加わり、裕司のコメント欄は大炎上、WebCMが決まっていた企業から契約解除と違約金の請求がきます。
苛立つ裕司にトドメを刺すように、動画の収益化停止通知も届きました。仕方なく新たなプラットフォームで活動しますが動画は伸びず、家賃と違約金、高級車椅子の支払いで窮地に追い込まれたのでした。

新たな仕事を探す裕司

以前コラボした動画配信者に連絡する裕司。

スタッフとしても不採用

表に出ることは諦めたものの、一度大金を手にした裕司は一般企業の雇用条件に不満を露にしたのでした。次にスタッフとして雇ってもらおうと考えますが、これまで横柄な態度を取っていた裕司に手を差し伸べる人はいません。窮地に立たされてもなお、自分のやってきたことが返ってきた裕司なのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

2025.10.23

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Written by Googirl編集部

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