「もう彼女妊娠させて逃げたらダメだよ？」中学生で妊娠した人の話【宝物みたいに可愛い息子】

まだ学生同士にもかかわらず、妊娠してしまったという人もいます。このような場合、多くは女性だけに大きな負担がかかることになります。今回は、そんな若すぎる妊娠が引き起こす現実を描いた話をご紹介いたします。

あらすじ

杏奈の母・智美から娘の妊娠を告げられ、智美が渡したメモを見てうろたえる恭平の母・靖子。靖子は、恭平の幼い頃の写真を見て「恭ちゃんがそんなことするわけない」と信じようとしません。
しかし、夜、妊娠した杏奈との約束の夢を見て飛び起きた恭平は、家計簿をつける靖子に、杏奈との交際と妊娠の事実を告白。どうしたらいいか分からないと泣き崩れます。靖子は息子の将来を守るため、「お母さんが全部何とかするから…」と諭すのでした。

見どころ

靖子の「宝物」

杏奈の妊娠を信じようとせず、「恭ちゃんがそんなことするわけない…！」とつぶやく恭平の母・靖子。彼女のこの言葉は、息子を信じたい一心からくるものですが、同時に息子を現実から遠ざけ、守ろうとする過保護な愛情を示しています。

恭平の告白

夜中に、妊娠した杏奈との「二人で育てよう」という過去の約束の夢を見て飛び起きる恭平。意を決して杏奈との交際と妊娠の事実を告白し、どうしたらいいか分からないと泣き崩れます。「もう…高校行かずに働くしかないのかな…」という言葉は、恭平が自身の行為の責任を感じ始めていること、そしてその重さに苦しんでいるようです。

靖子の決意

恭平の告白を受け、靖子は「お母さんが全部何とかするから…何も心配しなくていいからね…」と息子を抱きしめます。そして、何年も不妊治療してようやく授かった「宝物」である息子の将来を守るため、「こんなことで将来を台無しにするわけにはいかない…！」と、決意するのでした。

▽ 息子が可愛いのはわかりますが、いくら未成年でも彼女を妊娠させて何の責任もとらせないのはダメですよね……。