「もう彼女妊娠させて逃げたらダメだよ？」中学生で妊娠した人の話【みんなより大人な優越感】

まだ学生同士にもかかわらず、妊娠してしまったという人もいます。このような場合、多くは女性だけに大きな負担がかかることになります。今回は、そんな若すぎる妊娠が引き起こす現実を描いた話をご紹介いたします。

あらすじ

中学2年生の杏奈は、恭平にベッドに押し倒され「あのさ、してもいい？」と問いかけられます。杏奈は戸惑いますが、恭平が「前の彼女はみんなさせてくれた」と畳みかけると、杏奈は嫌われたくない一心で「…する。したい」と答えてしまいます。
それ以来、杏奈の母親が夜勤の日は恭平が杏奈の家に来るようになり、杏奈は手料理を振る舞います。恭平は「同棲してるみたいだな」と話し、杏奈も「同級生と比べたら大人だ」と優越感に浸っていたのでした。

見どころ

杏奈の「嫌われたくない」という思い

恭平から「前の彼女はみんなさせてくれた」と畳みかけられ、杏奈は別にしたかったわけじゃないと思いながらも、「前の彼女に負けたくない」「恭平くんに嫌われたくない」という一心で「したい」と答えてしまいます。中学生という多感な時期の少女が、相手に嫌われることを恐れるあまり、本意ではない行動をとってしまいました。

同棲みたい

杏奈の母が夜勤の時は入り浸るようになった恭平。「何かこうしてると同棲してるみたいだな」と無邪気に語る恭平の姿は、彼が杏奈との関係やその行為が持つ責任の重さをあまり理解していないようですね。

杏奈の歪んだ「優越感」

親友マリカが好きな人に告白できずに悩んでいるのを見て、杏奈は「同級生と比べたら同棲みたいなことしてる私って大人だよなぁ」と心の中でつぶやきます。同級生よりも進んでいるという誤った認識が、彼女の判断を鈍らせるのでした。

▽ 中学生の杏奈は、恭平に嫌われたくない一心で、本意ではない関係に踏み出してしまいます。母親が夜勤の夜、恭平は杏奈の家を頻繁に訪れるようになり、杏奈は「同棲みたい」と優越感に浸るようになります。しかし、その行為が持つ責任の重さを、二人はまだ理解していないようです。