このままじゃ一生子どもを抱けない? 義母に子どもを奪われた話【このままじゃ一生…】
孫を溺愛する義母…可愛がってくれるのはありがたいけれど、度が過ぎると困ってしまいますよね。ましてや、夫が味方になってくれず、一人でその状況と戦わなければならないとしたら…? 今回ご紹介するのは、そんな状況に陥った主人公・鈴のお話です。
最愛の息子がいなくなり、取り戻すため、夫の実家に向かおうとしますが……?
あらすじ
夫・拓真の思惑により、息子・陽翔が義母に連れ去られ、保育園の退園届まで勝手に出されていたことを知った鈴。怒りに震えながらも陽翔が義実家にいることを確信し、最短ルートで電車に飛び乗ります。
しかし、電車は人身事故で遅延し、夜行バスで向かうことに。その間も義母からの連絡はなく、拓真からは「離婚届は用意した」と冷たいLINEが届きます。ターミナルで子どもを抱っこする母親の姿を見て、陽翔を最後に抱っこしたのはいつかと悲しみに暮れる鈴は、味方がいない現実に絶望。「このままじゃ一生陽翔を抱きしめられないかもしれない」と、深い絶望に打ちひしがれるのでした。
見どころ
鈴の揺るぎない確信
保育園に休みの連絡をした鈴に、園長から「退園届が出された」という衝撃の事実が告げられました。鈴は何も知らなかったと顔を青くしますが、この悪質な行為が、陽翔が義実家にいるという揺るぎない確信へと変わるきっかけとなります。
拓真の追い打ちLINE
陽翔の元へ急ぐ鈴を襲ったのは、まさかの人身事故による電車の遅延でした。今日中に着けないという絶望的な状況に追い打ちをかけるように、拓真から「諦めはついたか?」「仕事が立て込んでるから、今日の夜なら少し時間が取れる」「離婚届は用意した」という、冷酷なLINEが届きます。
鈴の絶望
夜行バスのターミナルで、子どもを抱っこする親子を見て、陽翔を最後に抱っこしたのはいつだろうかと悲しみに暮れる鈴。義母が奪うように抱っこしていったことを思い出し、味方がいない現実に絶望する鈴。そして、「このままじゃ一生、陽翔を抱きしめられないかもしれないー…!」と不安にかられるのでした。
▽ 拓真も義母もめちゃくちゃです。母親に我が子を抱っこさせないなんて、陽翔にとってもいいわけがありません。とにかく味方のいない鈴は、不安で仕方ないでしょうね。