このままじゃ一生子どもを抱けない？　義母に子どもを奪われた話【拓真の思惑】

孫を溺愛する義母…可愛がってくれるのはありがたいけれど、度が過ぎると困ってしまいますよね。ましてや、夫が味方になってくれず、一人でその状況と戦わなければならないとしたら…？　今回ご紹介するのは、そんな状況に陥った主人公・鈴のお話です。
彼女の息子を奪い、人生を狂わせようとする夫・拓真の恐ろしい「思惑」が、ついに明らかになります。

あらすじ

仕事でのトラブルを抱え、イライラする拓真は、現在の状況を回想します。新卒で入社してきた美人で世間知らずのリサと、あっという間に付き合い始めた拓真。リサの父親が会社役員で裕福だと知り、彼女と別れたくない、むしろ結婚すればよかったとまで考えます。
時折かかってくる母親・和江からの「早く田舎に帰って跡を継げ」という電話にうんざりしていた拓真ですが、和江が「最悪あなたはいなくてもいいから、陽くんはこっちで育てなさい」と言い放ったことに、鈴と陽翔を田舎にやるという方法に気づきます。しかし、鈴がなかなか仕事を辞めないため、この計画は難航。
そこで拓真は、自分はリサと関係を続けつつ、結婚はせずに、子どもは母親に育てさせるという最低な「思惑」を巡らせます。和江もその計画に賛成し、陽翔が3歳になるまで時間をかけて懐かせようと結託するのでした。

見どころ

拓真の不倫相手

妻・鈴の復帰前に不倫相手・リサと関係を持っていたことが明かされました。リサが裕福な家庭の箱入り娘だと知ると、「こっちと結婚すればよかったな」と平然と考える拓真は最低ですよね。

母親からの電話

母親・和江の「家事をする嫁と、跡継ぎの孫がいれば私はそれでいいんだから」という身勝手な発想。その言葉に疑問をもたずに、「その手があったか」とひらめく拓真も拓真です。ここから拓真の悪辣な計画が具体化していくことになります。

拓真の悪質な計画と和江との「結託」

妻・鈴がなかなか仕事を辞めないため、陽翔だけを田舎にやり、自分はリサと関係を続けるという悪質な計画を思いつく拓真。そして、その計画に母親・和江が「いい考えじゃない！」「可愛い跡取りは私が育てるわよ」とニヤリと笑って賛同。ひどい親子ですよね……。

▽ 自分の代わりに息子を田舎へ送り、いらない嫁は捨てるなんて……拓真の思考は最低ですね。そんなめちゃくちゃなこと、うまく行くはずないと思うのですが……。