このままじゃ一生子どもを抱けない? 義母に子どもを奪われた話【母親失格】
大切なわが子を溺愛する義母。その愛情が度を越すと、可愛がっているだけでは済まされない事態に発展することもあります。ましてや、夫が味方をしてくれないとしたら、あなたはひとりで義母と戦わなければなりません。
今回は、そんな状況に直面する主人公・鈴の苦悩を描いた「このままじゃ一生子どもを抱けない? 義母に子どもを奪われた話」から、母親失格と言われた話をご紹介します。
あらすじ
高熱で体調が優れないなか、息子の陽翔(はると)と義母の和江(かずえ)が自宅にいないことに気づいた鈴。電話をかけても誰とも繋がらず、不安に駆られながら陽翔が好きそうな場所を探し回ります。しかし、どこにも彼らの姿はなく、鈴は疲労困憊で自宅へ戻りました。そこで目にしたのは、義母からのあまりにも衝撃的なメッセージでした。
見どころ
陽翔の必死の捜索
高熱でフラフラになりながらも、鈴は陽翔を探しに家を飛び出します。普段陽翔がお気に入りのスーパーへ向かいますが、そこは定休日。体調の悪化も相まって、鈴の絶望がひしひしと伝わります。この時の鈴の心境を思うと、胸が締め付けられる思いです。
母親失格のLINE
自宅に戻り、薬を飲もうとした矢先、鈴のスマホに義母からのLINE通知が届きます。「あなたは母親失格。もう育てる資格はありません。陽翔は私が育てます」という一方的なメッセージに、鈴は驚きを隠せません。義母の常軌を逸した行動に戦慄が走ります。
消えた荷物と夜逃げ
義母からのLINEを受け、鈴は和室へ駆け込みます。陽翔のリュックやお気に入りのぬいぐるみ、さらには義母の老眼鏡までなくなっていることに気づき、鈴は義母が陽翔を連れて出て行ったことを悟ります。まるで夜逃げのような状況に、鈴の混乱と絶望が最高潮に達するのでした。
▽ まるで夜逃げですね……。いや、どこかに連れていってしまったのなら、立派な誘拐ではないでしょうか。高熱のなか必死に陽翔を探す鈴の姿は痛々しく、そんな彼女に突きつけられた義母からのメッセージはあまりに衝撃的です。大切な子どもを奪われた鈴が、この後どうなってしまうのか。