このままじゃ一生子どもを抱けない? 義母に子どもを奪われた話【義母の奇襲】
孫を溺愛してくれる義母の存在はありがたい反面、その愛情が行き過ぎると、時に大きな負担となることがありますよね。特に、夫が味方になってくれない状況では、妻は一人でその戦いに挑まなければなりません。今回は、「このままじゃ一生子どもを抱けない? 義母に子どもを奪われた話」の中から、再び義母がやってきたお話をご紹介します。
あらすじ
産休からの職場復帰と同時に始まった、義母との強制的な同居生活。1ヶ月後、ようやく義母が帰ってくれたものの、鈴は義母からの嫌味から解放された安堵と疲労からか、体調不良に悩まされます。半年後、体調が落ち着いたかと思いきや、夫の拓真が鈴の許可なく義母に連絡し、再び義母が荷物を持ってやって来ます。
拓真が出張になるたびに、義母が2週間から1ヶ月ほど気まぐれに滞在するようになり、和室は義母の私物で溢れかえるのでした。
鈴が「お手伝いはけっこうです」と断っても、義母は鈴が産後うつ気味になったことを持ち出し、「いつまた鬱になるかわからない」「そうなったら困るのは陽くん」と責め立てます。鈴は、かつて助産師に「軽い産後うつのような状態だった」と言われたことを義母に話したのがきっかけで、ことあるごとに「産後うつだった」と言われるようになったのです。
義母は相変わらず陽翔を抱っこしようとすると奪うように連れていき、陽翔の2歳、3歳の誕生日にも呼んでいないのに現れます。そして3歳の誕生日には、2ヶ月が過ぎても帰ろうとせず、鈴は頭を抱えるのでした。
見どころ
夫・拓真のありがた迷惑
拓真が鈴の許可なく義母に連絡し、出張になるたびに義母が滞在する状況、よかれと思ってやっているのでしょうが……。妻が精神的に追い詰められていることに早く気付いてほしいですよね。
義母の執拗な「子奪い」行動
義母が陽翔の好きなキャラクターの布団を用意し、自分の部屋で寝かせようとしたり、鈴が陽翔を抱きしめようとすると奪うように連れていく行動も、鈴の精神を削っていくのでした。
「産後うつ」を盾にした精神的攻撃
義母が鈴の「産後うつ気味だった」という過去を何度も持ち出し、鈴を追い詰めます。親切心を装いながら、相手の心を巧妙に蝕んでいく義母の言動は、非常に悪質です。
▽ こんなにも義母が頻繁に訪ねてきては、本当に鬱になってしまいそうです。しかも2ヶ月も滞在するなんて、まるで同居が目的なのではないかと疑ってしまいますね。鈴は、このまま義母に子どもを奪われてしまう危機を、一体どう乗り越えるのでしょうか?