お金はかかって当たり前！元港区女子の専業主婦が落ちていくまで【もう一度、やりなおしたい？】

セレブな専業主婦の生活は、誰もが羨むような華やかさに満ちているように見えますが、その裏には、想像もつかないような闇が潜んでいることがあります。特に、一度は失った愛を再び手に入れようと、危険な「嘘」を重ねていくとしたら、どのような悲劇が待ち受けているのでしょうか。
今回は、セレブな男性と結婚した女性が、元婚約者との復縁を願い、巧妙な策略を巡らせる話、「お金はかかって当たり前！元港区女子の専業主婦が落ちていくまで」をご紹介します。

あらすじ

夫・慶太郎と3か月のスピード婚を果たし、セレブな専業主婦となった梨花は、4年ぶりに元婚約者の柊真と再会します。慶太郎のいない間に柊真との夜を重ねる梨花は、今の生活を手放さずに柊真とやり直すための「名案」を思いつきます。
それは、パパ活女子に夫の不倫を匂わせる写真を撮らせるというもの。その写真を「夫の浮気相手からの嫌がらせ」だと柊真に訴え、同情を誘う梨花。まんまと梨花の嘘を信じた柊真は、彼女が「ずっと苦しかった」という言葉に心を動かされ、離婚もしていない梨花にプロポーズをするのでした。全てが順調に進んでいるかのように見えた梨花の背後には、怪しい人影が忍び寄っていました。

見どころ

梨花の巧妙な「嘘」と「同情」を誘う策略

パパ活女子に撮らせた夫・慶太郎の不倫を匂わせる写真を、梨花は柊真に対し、「夫の浮気相手から送られてきた写真なの」「ずっと嫌がらせを受けてる」と、まるで自分が被害者であるかのように装い、嘘を並べ立てます。
さらに、「夫に揉み消されて終わるだけ」「子持ちで離婚したら世間体が悪いでしょ？」と、健気で悲しさを隠すように微笑み、柊真の同情を誘います。この巧妙な策略は、梨花の恐ろしさと、彼女が目的のためには手段を選ばない冷徹な一面を浮き彫りにしています。

柊真の甘さと梨花の計算

梨花の嘘を信じ込み、彼女が「こんな辛い目にあってたの…？」と心を痛める柊真。梨花が「やっぱり柊真と家族になりたかったなって…」と涙を流しながら訴えると、柊真は「結婚しよう……！俺が離婚するまで、待てる？」と、まんまと梨花の罠に嵌まり、プロポーズをしてしまいます。梨花が「これで柊真と結婚できる…！」と内心でほくそ笑むように、柊真の甘さと、それを見越した梨花の冷徹な計算が描かれています。

謎の「黒服の怪しい人物」の影

全てが順調に進んでいるかのように見えた梨花が、柊真と店を出る際、物陰から彼女の背後をつける「黒服の怪しい人物」の影が描かれています。この人物は一体誰なのか、梨花の計画に気づいているのか、それとも別の目的があるのか。新たな不穏な要素が加わり、想像力を掻き立てます。

▽ パパ活女子に取らせた写真を、浮気相手からの嫌がらせだと柊真に訴えた梨花。まんまと信じてしまった柊真は、まだ離婚もしていないのに梨花にプロポーズをしてしまいました。全てが順調そうに見える梨花の背後をつけている謎の人物は一体誰なのでしょうか。