お金はかかって当たり前！元港区女子の専業主婦が落ちていくまで【今の夫との馴れ初めは…】

かつて港区女子として華やかな日々を送っていた梨花。17歳年上の経営者である慶太郎と出会い、結婚、そして出産を経て、今は穏やかな専業主婦生活を送っています。
そんな中、忘れかけていた元恋人・柊真との予期せぬ再会が、彼女の日常に小さな波紋を広げていくのです。今回は、「お金はかかって当たり前！　元港区女子の専業主婦が落ちていくまで」の中から今の夫との馴れ初め話をご紹介します。

あらすじ

柊真と別れてから半年後、梨花は現在の夫・慶太郎と出会います。地方の小さな会社を自身の代で大きくしたという慶太郎に惹かれた梨花は、彼の経済力に安心感を抱き、家柄を気にしないだろうと考えたのでした。
そして、出会いからわずか3ヶ月で結婚、1年後には娘の紗菜が誕生し、梨花は順風満帆な生活を送っているように見えました。裕福な義両親にも恵まれ、経済的な不安とは無縁の生活です。娘と夫への愛情を再確認する梨花は、あの時元恋人・柊真と結婚していたら、こんな幸せな未来はなかっただろうとさえ思うのでした。
しかし、七海に誘われた飲み会で、偶然にも柊真と再会。運転手付きの車で送ってもらう帰り道、柊真に手を握られました。さらに別れ際、柊真から「また会えるかな？」と問いかけられ、梨花は「たまにならいいよ」と答えてしまうのでした。

見どころ

今の夫との出会いは…

ラウンジで話す慶太郎に、梨花は彼の事業に将来性を感じています。「こういう人なら……きっと私の家柄も気にしない」というのは、かつての恋人・柊真との別れの原因となった家柄の違いを気にしている様子がうかがえます。経済的な安定と、過去の恋愛で感じた不安からの解放を求めて、梨花は慶太郎に惹かれていったのかもしれません。

電撃結婚と理想の生活

結婚式、そして優しい義両親の姿は、梨花にとって理想的な結婚生活の始まりだったのでしょう。梨花が経済的な心配をすることなく、自由に生活できる環境を手に入れたことが伝わってきます。

再会した元彼との距離感

4年ぶりに再会した柊真に、「やっぱり梨花と話してると落ち着くね」と言われた梨花は、内心穏やかではありません。さらには奥さんとうまく行ってないと思われる柊真は「また会いたい」と梨花と距離を縮めるのでした。

▽ 柊真との過去の恋愛における格差という現実を乗り越え、経済的に安定した結婚生活を手に入れた梨花。しかし、4年ぶりの再会によって、彼女の心には再び小さな波紋が広がりました。安定した生活を手に入れたはずの梨花の心が、再び揺れ始める予感です。