「私をナメすぎでしょ…」離婚後、スピード再婚した元夫に復讐した話【愛するお店と、気になるアルバイト】
もしも自分が離婚した後、元結婚相手がスピード再婚したら、離婚前から関係があったのでは? なんて思わず勘ぐってしまうこともあるかもしれませんよね。 そしてその疑いが完全に当たっていたら、そしてあろうことか相手が自分のことをバカにして軽く扱っていたら……あなただったら一体どうしますか?
今回はそんな「離婚後、スピード再婚した元夫に復讐した話」をお届けします。
あらすじ
数年前に夫のリョウと二人で始めた定食屋で、主にホールを担当しているカナホ。明るい笑顔と丁寧な接客で、お店は常連さんで賑わい、ようやく経営も安定してきました。「ありがとう」と笑顔で店を出ていくお客さんを見送るカナホは、ささやかながらも充実した日々を送っていると感じています。
見どころ
気がかりなアルバイトの存在
そんなカナホには、最近ちょっとした悩みがありました。3か月前に雇ったアルバイトのエミリが、全くと言っていいほど仕事をしないのです。レジでお客さんが呼んでいるのに気づかずネイルに夢中になっていたり、カナホに会計を頼まれても平気で無視したり。いい加減クビにしたいと思いつつも、忙しさにかまけてなかなか言い出せないでいました。
お客さんの笑顔が支え
イライラしながらも、会計を待たせてしまったお客さんに笑顔で謝るカナホ。するとそのお客さんは、「すごくおいしかったです! 絶対にまた来ますね!」と、満面の笑みで伝えてくれたのです。大変なこともあるけれど、お客さんの笑顔は何よりもカナホの心の支えになります。「明日も頑張ろう!」そう思ったカナホは、疲れ切って帰宅します。
すれ違う夫婦の想い
「エミリちゃんのことをリョウに相談したいんだけど…」と思いながらも、カナホは一人テーブルに突っ伏します。最近、リョウの帰りが遅いのが少し気になっていました。「新メニューの開発でもしているのかな?」カナホはそう考えますが、どこか不安な気持ちも拭えません。カナホにとって、愛する夫と共に夢を叶えたこの定食屋は、かけがえのない宝物。それなりに幸せな人生を送っていると思っていたカナホに、まさかあの言葉が突きつけられるとは……。
▽ 「離婚しよう」と冷たい口調で告げるリョウに、カナホは言葉を失います。順調に見えたカナホの日常は、一体どこで歯車が狂ってしまったのでしょうか。カナホを待ち受ける衝撃の展開から、目が離せません。