「私は完璧」SNSに憑りつかれた女性を襲った悲劇【絶対親友!】
SNSで華やかな生活を送るインフルエンサーにとって、フォロワー数や「いいね」の数は、自己肯定感を満たす上で不可欠なものですよね。しかし、その裏で多額の借金を抱え、友人からの何気ない言葉を都合良く解釈してしまうとしたら、どのような悲劇が待ち受けているのでしょうか……。今回は、SNSに憑りつかれ、自らを追い詰めていく女性の物語、「『私は完璧』SNSに憑りつかれた女性を襲った悲劇」の見どころをご紹介します。
あらすじ
無名のアカウントにSNSで攻撃され、誹謗中傷に負けずにもっと有名になろうと意気込む主人公・リオと友達の華乃。実家がお金持ちの華乃は、海外セレブが使う化粧品や、ドバイの高級ホテルでのライブなど、派手な企画をリオに提案します。
リオは高額な費用に戸惑いますが、華乃は「投資よ、投資」と押し切ります。多額の借金を抱えていることを華乃に言えないリオは、親友である華乃が「困ったらもちろん助けるよ」と言ってくれた言葉を、「借金の返済に困ったらお金を貸してくれる」と都合良く解釈してしまいます。リオは華乃を「一番の理解者で親友」だと信じ、彼女にすがろうとするのでした。
見どころ
華乃の無邪気な提案とリオの焦り
「海外のセレブが使ってる化粧品」や「ドバイの高級ホテルでライブ」など、無邪気に派手な企画を提案する華乃の言葉は、リオにとって耳障りの良い誘惑です。しかし、多額の借金を抱えるリオにとって、それらは現実離れしたものでしかありません。裕福な華乃だからこそできる企画ですよね。
リオの心の声と借金への恐怖
親友ともいえど、多額の借金があるなんてこと、そうそうにカミングアウトできませんよね。話す相手がお金に困ったことがなさそうなお嬢様ならなおさらです。
歪んだ「親友」への期待
華乃が「困ったらもちろん助けるよ」と何気なく言った言葉を、リオは「私が借金の返済に困ったら、お金を貸してくれるってこと?」となぜか都合良く解釈してしまったようです……。
▽ 華乃の何気ない言葉を聞いて、お金に困ったら華乃が助けてくれると都合良く思い込んでしまったリオ。しかし、この歪んだ期待は、リオにさらなる悲劇をもたらす危険な匂いがしますね。