「やっぱり彼は運命の相手」――婚約者から元カレを略奪しようとした話【ジムでの逢瀬は終わり？】

運命の相手と信じる人に、すでに婚約者がいたとしたら、あなたはどうしますか？　諦めるべきだとわかっていても、その想いを断ち切ることができず、危険な行動に出てしまうこともあるかもしれません。今回は、「『やっぱり彼は運命の相手』――婚約者から元カレを略奪しようとした話」の中からジムでの「逢瀬」に終わりが見えた話についてをご紹介します。

あらすじ

元カレの蒼真に婚約者がいることを知りながらも、彼を「運命の相手」と信じて諦めきれない千夏。毎週水曜日に会えるジムでのトレーニングを心の支えにしていましたが、ある日、蒼真がジムに現れませんでした。心配になった千夏は、SNSをチェックするも更新されておらず、不安を募らせます。
ジムからの帰り道、偶然蒼真とばったり会った千夏は、彼が婚約者の美月の知り合いがやっているジムに行くことになったと告げられ、ショックを受けます。
しかし、蒼真が「せっかくふたりで頑張ってたのに」と残念そうに言うと、千夏は笑顔で「私は大丈夫だよ！」と答えます。そして、蒼真が「千夏の明るさには癒やされちゃうな」と、熱っぽい視線を送ると、千夏はドキッとしながらも、彼に電話に出るよう促し、その場を立ち去るのでした。

見どころ

蒼真への執着

毎週水曜日にジムで会えることを心の支えにしていた千夏は、蒼真が来ないことに強い不安を覚えます。「まさか何かあったんじゃ…！」と、彼女でもないのに過剰に心配する千夏でした。

ジムでの「逢瀬」の終わり

偶然蒼真とばったり会った千夏は喜びますが、蒼真から美月の知り合いのジムに行くことになったと告げられ、ショックを受けます。ジムでのトレーニングは、千夏にとって蒼真と定期的に会える唯一の場所でしたが……美月がよく思わなかったのでしょう。

蒼真の「癒やし」

ジムでの「逢瀬」が終わることを告げられた千夏でしたが、笑顔で「私は大丈夫だよ！」と、健気に振舞います。そんな姿が今の蒼真に響いたのでしょうか、思わず千夏に手を伸ばしまいそうになりました。

▽ 蒼真もかなり千夏に心が傾いてきているのではないでしょうか。美月と千夏はまるで違うタイプなので、蒼真は千夏に新鮮さを感じているのでしょうが、このまま美月にバレないかとヒヤヒヤしますね。