ダメ夫って自覚ある…？　夫が頼りにならなすぎて話にならない件【コーヒー冷めちゃうじゃん】

今日は待ちに待った佐奈の誕生日。夫の卓也と息子・隼人と3人で、少しおしゃれなファミリーレストランへお祝いに来ました。「今日くらい、ゆっくり食事ができたらいいな」と願う佐奈でしたが、どうやらその願いは儚く散りそうです……。

あらすじ

夕方、卓也から誕生日のお祝いの言葉を受け、嬉しそうな佐奈。一家はレストランへ向かいますが、お店に着くと卓也は自分のメニューばかりを見ています。一方の佐奈は、まず隼人のお子様メニューを選んであげていました。やっと自分のメニューを開こうとした佐奈に、卓也は「もう、早く決めろよなぁ」と急かす始末。食事中も、卓也は自分の料理をさっさと食べ終え、スマホを眺めています。隣で隼人の世話で忙しい佐奈を気遣う様子は一切ありません。 やっと自分のオムライスを食べ進めていた佐奈でしたが、隼人がぐずり始めてしまいます。困った佐奈が卓也に「少し外であやしてきてくれないかな？」と頼むと、信じられない言葉が返ってきました。「え？　なんで？　俺これからコーヒー飲むつもりなんだよね、冷めちゃうじゃん」。自分の食後のコーヒーを優先する夫の言葉に、佐奈の心は深く傷つきます。「私の誕生日さえも…やっぱり卓也は自分のことしか考えられないの？」こぼれる涙を止められない佐奈に、卓也は「何泣いてるんだよ!?　隼人がぐずったのがそんなに嫌だったのか？」と的外れな言葉を投げつけ、あげくには隼人のせいで佐奈が泣いたと言い出す始末。ついに佐奈は、幼い息子を抱きしめ、実家へ帰ることを決意するのでした。

見どころ

手ぶらで当然？

レストランへ向かうシーン。誕生日を迎える佐奈が、隼人の着替えや絵本など、たくさんの荷物を持っているのに対し、夫の卓也は手ぶらです。まるで、子どもの世話は妻の役目とでも思っているのでしょうか。この対比が、この夫婦の日常を表していますね。

まずは息子のメニュー

レストランでメニューを開く二人。卓也が自分の食べたいものを探しているのに対し、佐奈はまず隼人に見やすいようにと、お子様メニューを広げています。「めんめん」と嬉しそうに指さす息子に、優しい笑顔を向ける佐奈。母親としての愛情が溢れるこのシーンは、同じように子育てをする人の胸に響きますね。

コーヒー冷めちゃうじゃん

ぐずる隼人をあやしてほしいと佐奈が頼んだ時の、卓也の返答。「え？　なんで？　俺これからコーヒー飲むつもりなんだよね、冷めちゃうじゃん」。この一言に、唖然としたのではないでしょうか。妻の誕生日でさえ、子どものことよりも自分の都合を優先する夫の身勝手さに、言葉を失ってしまいます。

▽ 自分の食事のことしか考えず、妻の気持ちを全く理解しようとしない卓也。記念日のディナーでさえ、佐奈の心は冷え切ってしまいました。そしてついに、「もう、卓也と一緒にいたくない」と実家へ帰る決意をする佐奈。果たしてこの後、二人の関係はどうなってしまうのでしょうか。夫婦のリアルな描写に、胸が締め付けられる思いがします。