ダメ夫って自覚ある…? 夫が頼りにならなすぎて話にならない件【自分のことしか考えて…ない?】
育児にてんやわんやの毎日を送る佐奈さん。夫の卓也さんは、食事の介助以外は優しい一面もあるものの、どこか頼りにならないと感じています。そんな中、家族で訪れたショッピングモールのフードコートで、またしても信じがたい出来事が起こってしまうのです。
あらすじ
普段から食事の介助は避け、その他の場面では優しさを見せる卓也。しかしどこか頼りなさを感じていた佐奈は、家族で出かけたフードコートで衝撃の光景を目にします。なんと卓也は1歳の息子・隼人に何のご飯も頼まず、自分だけステーキを食べ始めたのです。その自己中心的な行動に、佐奈は深く幻滅します。しかし数日後、そんな卓也から誕生日ディナーに誘われます。少し希望を感じる佐奈でしたが――。
見どころ
信じられない光景
フードコートで、自分だけステーキを食べる卓也と、悲しげに「まんま…」と呟く隼人。この対比が、卓也の自己中心的な性格を浮き彫りにします。無言で卓也を見つめる佐奈の表情からは、言葉を失うほどのショックがにじみ出ています。
言葉を失う佐奈さん
「何頼んだらいいかわかんないから注文してない」という卓也の言葉に、佐奈は完全に呆然とします。母親として到底理解できないその言動に、怒り、悲しみ、疲労が重なった表情が印象的です。この無言には、佐奈の複雑な感情が凝縮されています。
一転して誕生日のお誘い
あんなに自分のことしか考えていないと思っていた卓也が、突然「誕生日ディナーに行こう」と誘ってくる展開に、佐奈は驚きつつも「覚えててくれたんだ」と心が少し温かくなります。ですが、この優しさは本心なのか、それとも何か裏があるのか――佐奈と同じく、読者も不安と期待を抱かずにはいられません。
フードコートでの一件で、佐奈の卓也への失望は頂点に達しました。そんな中で突然差し出された誕生日ディナーの誘いは、疲れきった佐奈の心にほんの少し光を灯します。けれど、これまでの経験から、素直に喜べない複雑な思いも同時に抱えているのです。果たして佐奈は、心穏やかに誕生日を迎えることができるのでしょうか。