ダメ夫って自覚ある…？　夫が頼りにならなすぎて話にならない件【もういいや】

育児に奮闘する佐奈にとって、夫・卓也の言動は信じられないことばかり。今回は、佐奈が息子の隼人にご飯をあげるのを卓也に頼んだところから始まる、驚愕の食育（？）シーンをお届けします。果たして卓也は、大切な息子の食事をどのように考えているのでしょうか……。

あらすじ

いつものように隼人の食事の準備をする佐奈。そこにやってきた卓也は、「俺が食べさせてやろうか？」と提案します。少しでも育児に参加してくれるのかと期待した佐奈でしたが、卓也の行動は予想の斜め上を行くものでした。味噌汁、ごはん、おかずをすべて混ぜ合わせ、ぐちゃぐちゃになったものを隼人に食べさせようとするのです。
「いつも 別々に食べさせてるんだけど…」と戸惑う佐奈に、卓也は「赤ちゃんなんだから味なんてわかんないって」と悪びれる様子もありません。さらに、隼人がまだ口の中で食べ物を咀嚼しているにもかかわらず、大量の離乳食を無理やり口に運ぼうとする始末。
見かねた佐奈が注意すると、卓也は不機嫌になり、「人に任せたんなら文句言うな」と逆ギレします。結局、佐奈は卓也から隼人を引き取り、自分で食べさせることに。一方の卓也は、隼人の食事の遅さを指摘、「冷めてきちゃったじゃん」と文句を言い、隼人を泣かせてしまいます。そんな卓也の態度に、佐奈はついに「もう、いいや」と諦めの境地に達するのでした。

見どころ

衝撃的な混ぜご飯

え、全部混ぜちゃうの！？　味噌汁とご飯とおかずを一つにするという、斬新すぎる卓也の食事スタイルに、佐奈ならずとも読者は目を疑うはず。「赤ちゃんだから味なんてわからない」という言葉も、育児をする上で 全く 理解できませんよね。 別々の味を 赤ちゃん に教えてあげたいと思うのが親心ではないでしょうか。

ありえない食事の与え方

スプーンに山盛りのご飯を、 赤ちゃんの小さな口に無理やり突っ込もうとする卓也。隼人がまだモグモグしているのに、間髪入れずに次のご飯を運ぶその様子は、愛情の欠片も感じられません。「早く食え」という言葉には、赤ちゃんへの優しさや理解が全くなく、ただ自分の 用事 を早く済ませたいという気持ちが透けて見えます。

無関心な食事後の態度

自分の食事が終わると、さっさと テレビ の前に移動する卓也。「よかったー、この番組見たかったんだな」というセリフからは、赤ちゃん のことなど 全く 頭にないことが伝わってきます。佐奈が疲労を滲ませている横で、自分の趣味に没頭する姿は、 読者の頭にも「？」マークを浮かべるでしょう。

まるで無理やりえさを食べさせているかのような卓也の様子に、佐奈は「もう任せられない」と諦めてしまうのでした。いくら赤ちゃんとはいえ、食事をぐちゃぐちゃに混ぜて与えるなんて許せないですよね。卓也の育児に対する認識の低さと、佐奈の孤独が痛いほど伝わってきます。佐奈の気持ちに共感せずにはいられないでしょう。