「わざとじゃないから許してね？」彼の元カノに結婚式を台無しにされた話【もっっっっ元カノ⁉】

人生で最も幸せなはずの結婚式で、思いもよらぬトラブルが発生！新郎・啓介の幼馴染だというくるみと、その娘・結愛が突然現れ、奈緒子のウェディングドレスを汚してしまいます。さらに、ゲスト用に用意していたクッキーも、くるみと結愛が優先的に受け取る始末。そして帰り際、くるみは衝撃の事実を打ち明けます。
今回は、そんな波乱万丈な展開を迎えた「『わざとじゃないから許してね？』彼の元カノに結婚式を台無しにされた話」の中から幼馴染が元カノだった話をご紹介いたします。

あらすじ

披露宴が終わり、二次会までのわずかな休憩時間。ソファでくつろぐ啓介に、奈緒子は静かに、しかし鋭く「元カノってどういうこと？」と問い詰めます。動揺する啓介は、「元カノって言っても10年以上前のことだよ？」と弁明しますが、奈緒子の疑念は晴れません。さらに、結愛が啓介を「パパ」と呼んでいることについて問いただすと、啓介は「家族ぐるみで付き合ってるから」と釈明します。
しかし奈緒子は、これまでくるみの存在すら知らされていなかったことに対して強い不信感を抱きます。そして、結婚式当日にわざわざ現れたくるみの行動についても、奈緒子の中で疑念が膨らんでいくのです。

見どころ

「元カノってどういうこと？」

静かに問いかけながらも核心を突く奈緒子。その冷静さの中に、知らされていなかった怒りが滲んでいます。一方で、動揺を隠せない啓介の表情が、事の重大さを物語ります。

「じゃあなんで結愛ちゃんにパパって呼ばせてるの」

奈緒子の追及はさらに踏み込みます。幼馴染というだけでは説明がつかない、結愛の「パパ」という呼び方について問い詰めます。そんな中、どこか他人事のように「家族ぐるみで付き合ってるから」と軽く受け流そうとする啓介の態度が、奈緒子の不信感を一層深めます。

「それ……どう考えても　わざとだよね」

これまでの出来事を冷静に振り返った奈緒子は、ついに確信します。結婚式という特別な日に現れ、数々の騒動を巻き起こしたくるみの行動は、偶然などではなく、明らかに意図的なものだと。静かに、しかし確実に怒りを込めた奈緒子の言葉が胸に響きます。

▽ 二次会を前に、ついに明らかになった「元カノ」の存在。10年以上前の関係とはいえ、今なお家族ぐるみの付き合いがあり、娘が「パパ」と呼ぶという事実は、奈緒子にとって到底受け入れがたいものでした。しかも結婚式当日に突然現れた行動も、偶然とは思えません。くるみは一体何を考えているのでしょうか。