「わざとじゃないから許してね？」彼の元カノに結婚式を台無しにされた話【お色直しで仕切り直し…！】

人生最良の日である結婚式。しかし、新郎・啓介の元カノとその娘であるくるみと結愛の登場によって、奈緒子の心は穏やかではありません。お色直しで気分を新たにしたい奈緒子でしたが、またもや予期せぬ出来事が起こってしまうのです。幸せな時間は再び波乱の様相を見せ始めます。

あらすじ

美しいウエディングケーキが運ばれ、会場は和やかなムードに包まれます。イチゴがたっぷりのケーキに目を輝かせる奈緒子。写真撮影の合図とともに、いよいよケーキ入刀の儀式が始まります。続くファーストバイトで、奈緒子がケーキを啓介へ運ぼうとしたその時、結愛が「いちごぉ！」と声を上げ、くるみが慌てて制止します。
場が収まりかけたのも束の間、啓介は突然結愛を手招きし、なんと新婦である奈緒子よりも先に結愛へケーキを食べさせるという信じられない行動に出るのです。司会が慌てて奈緒子へのファーストバイトを促しますが、結愛がケーキに手を伸ばし……！

見どころ

純白のケーキに忍び寄る小さな影

運ばれてきた可愛らしいウエディングケーキ。たくさんのイチゴに「うわぁ……やっぱり可愛い」と見惚れる奈緒子の横で、結愛もまたキラキラとした目でイチゴを見つめています。まだ幼い子供の無邪気な好奇心ではありますが、この視線が後に起こる波乱を予感させます。

まさかの新婦より先に！？

「ほら、あーんっ」と、くるみに抱っこされた結愛にケーキを食べさせる啓介。その光景を目の当たりにした奈緒子は、「（新婦の私より先に……）」と、言葉を失い、笑顔も引きつってしまいます。祝福ムードの中、新郎が元カノの娘を優先するという異常な事態に、周囲も驚きを隠せません。

幸せの象徴がまさかの事態に

司会が慌てて奈緒子へのファーストバイトを促すも、「いちごたべたぁい！」と叫び、結愛の小さな手がウエディングケーキに勢いよくぶつかってしまいます。ぐらりと傾くケーキは、奈緒子の方へと倒れていきそうで、まさに幸せの瞬間が崩れ落ちるような衝撃的な展開です。

▽ お色直しで新たな気持ちで臨んだ奈緒子を待っていたのは、またもやくるみと結愛による想定外の行動でした。特に、新婦よりも先に結愛へファーストバイトをするという啓介の行動は、奈緒子にとって大きな衝撃だったことでしょう。
そして最後に起こったウエディングケーキが倒れかけるというアクシデントは、二人の未来に暗雲が立ち込めていることを暗示しているかのようです。