「私、保育士じゃないんですけど…」公園で子供を放置してる親の話【少しずつ変わってきた】
公園のベンチでスマートフォンを眺める翔太に、和也が「一緒にサッカーをしませんか?」と声をかけます。乗り気ではない翔太でしたが、息子の可愛いおねだりに根負けし、しぶしぶ立ち上がります。
あらすじ
和也とその息子・太一、そして翔太と大輝の4人で始まったボール遊び。最初は戸惑っていた翔太でしたが、大輝の笑顔を見るうちに、少しずつ一緒に遊ぶようになります。その様子を見ていた同じ公園のママである恵美は、娘の杏奈も仲間に入れてほしいと声をかけます。以前、大輝のことで少し警戒していた恵美でしたが、大輝が快く杏奈を受け入れたことに安堵します。
こうして、公園には穏やかな時間が流れていくのでした。
別の日、翔太は和也に、下の子が生まれたばかりで奥さんが大変なこと、そして毎日公園に来て子供と全力で遊ぶ和也をすごいと思っていることを話します。しかし、続けて「正直、大人は別に公園って楽しくないじゃないですか」と本音を漏らすのです。それを聞いた和也は、少し驚いた表情を浮かべます。
見どころ
父親の自覚
しょんぼりとした大輝の顔を見て、翔太は観念したようにスマホをしまいます。「パパの指導は厳しいぞ?」とわざと言う翔太に、大輝は嬉しそうに「うん!がんばる!」と答えます。息子の寂しそうな表情に気づき、父親として向き合おうとする翔太の気持ちの変化が垣間見えるシーンです。
優しい輪
恵美が恐る恐る大輝の顔を見ると、大輝は「…うん!いっしょにやろ!おしえてあげる!」と笑顔で答えます。少し前まで周りの大人たちを警戒させていた大輝の、年下の子に対する優しさが表れた瞬間です。子供たちの間には、素直で温かい交流が生まれることを予感させますね。
それぞれの想い
「正直、大人は別に公園って楽しくないじゃないですか。俺も大輝のために仕方なく来てますけど…」と本音を語る翔太。一方、それを目を丸くして聞いている和也。「うーん…僕は」と何かを言いかけますが、言葉を飲み込みます。公園に対する父親それぞれの想いが交錯する、印象的なシーンです。
▽ 翔太が大輝の相手をしはじめたことで、公園の雰囲気がまたぐっと良くなった様子。しかしある日、翔太が和也に「正直、大人は別に公園って楽しくないじゃないですか」と本音を漏らします。それを聞いた和也は、一体どんな言葉を返すのでしょうか。それぞれの父親の想いが交錯する中で、公園の風景はまた少しずつ変化していくのかもしれません。