「養育費はしっかり毎月払ってね？」イクメン夫に離婚を告げられた妻の話【夫の信頼を取り戻す…！】

「子持ち」であることを差別されない人生を歩むため、念願の起業を果たした凜々花は、育児と家事を押し付けていた浩太から離婚を言い渡されます。浩太の代わりに、保育園のお迎えと晩御飯を担当した凜々花は、浩太と信頼を得るために頑張り始めますが……。
今回は、「『養育費はしっかり毎月払ってね？』イクメン夫に離婚を告げられた妻の話」の見どころをお届けします。

あらすじ

離婚を言い渡された主人公の凜々花は、夫の浩太との関係を修復しようと、率先して保育園の送迎や家事をこなすようになります。土日の家族旅行のために仕事を巻き、疲労困憊になりながらも頑張る凜々花に、浩太は無理しなくていいと声をかけますが、凜々花は聞く耳を持ちません。しかし、旅行当日、息子・慎一が突然熱を出してしまいます。
旅行はキャンセルとなり、看病しようとする浩太に対し、凜々花は「私がいても治るわけじゃない」と仕事へ行こうとします。そんな凜々花の言葉に、浩太は静かに失望し、突き放すような言葉を告げるのでした。

見どころ

空回りする凜々花の努力

浩太との関係を修復するため、家事や育児に積極的に取り組む凜々花。「私がやりたくてやってることだから」「旅行のために頑張るよ！」と張り切る姿は、一見前向きに見えます。しかし、浩太が「無理しなくてもいいんだよ」と心配しているにも関わらず、その言葉を受け止めずに突っ走ってしまう凜々花の姿は、どこか空回りしているようですが……。

慎一の体調不良とすれ違う夫婦の価値観

楽しみにしていた家族旅行の当日、息子・慎一が突然熱を出してしまいます。看病しようとする浩太に対し、凜々花は「そばに私がいても治るわけじゃないし」と、仕事を優先しようとします。子どもの体調を優先する浩太と、仕事や自身の都合を優先する凜々花との間で、夫婦の価値観がすれ違っていますね。

浩太の静かなる失望と決定的な一言

「今日頑張ったらまた違う日にお出かけできるでしょ？」とあくまで仕事優先の考えを崩さない凜々花に、浩太は「しょせんその程度だってこと」「養育費はしっかり毎月払ってね？」と、感情のない笑顔で突き放す言葉を告げます。この言葉は、これまで凜々花に抱いていた信頼が完全に失われたことを示しており、二人の関係が決定的に破綻した瞬間です。

▽ 浩太との関係を修復しようと努力してきたはずの凜々花でしたが、土壇場で仕事と家族、どちらを優先するかという選択を誤ってしまいます。慎一の体調よりも仕事を優先しようとした凜々花に、浩太は完全に失望し、冷徹な言葉を投げかけます。果たして、二人の夫婦関係は完全に終わってしまうのでしょうか。