「養育費はしっかり毎月払ってね?」イクメン夫に離婚を告げられた妻の話【安易な約束】

2025.06.04

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仕事に打ち込む女性の姿は輝かしいものですが、それが家庭とのバランスを崩してしまうと、大切なものを失うことにもなりかねません。特に、子どもの心を傷つけてしまうことは、親にとって何よりも辛いことでしょう。
今回は、仕事に夢中になるあまり家庭を顧みず、ついに夫から離婚を突きつけられた女性が、子どもの心に気づき始める、「『養育費はしっかり毎月払ってね?』イクメン夫に離婚を告げられた妻の話」をご紹介します。


あらすじ

独立に成功し、キャリアウーマンとして邁進する凜々花は、夫・浩太から離婚を突きつけられ、ようやく自分が家庭をないがしろにしてきたことに気づき始めます。
翌朝、保育園の準備をする息子・慎一に声をかける凜々花でしたが、慎一は「ママ嘘つき。昨日帰ってこなかった」と、約束を破った凜々花に怒りを見せます。機嫌を取ろうと「次のお休みは慎一の好きなところに行こう!」と誘う凜々花でしたが、仕事の予定が詰まっており、1ヶ月後になってしまうことを告げると、慎一はがっくりと肩を落とします。そんな慎一を見て、浩太は「パパと行こうか。2回寝てからだけどな」と優しく声をかけ、慎一は嬉しそうに返事をするのでした。

見どころ

息子からの痛烈な一言

「ママ嘘つき。昨日帰ってこなかった」「約束してたのに」という慎一の言葉は、凜々花にとって、まるで心臓をえぐられるような痛烈な一言だったでしょう。仕事優先で家族との約束を軽んじてきた凜々花が、幼い息子の純粋な怒りと悲しみに直面しまう。この言葉は、凜々花が自分の行動が家族に与える影響をようやく認識し始める、重要な転換点となります。

埋められない約束の溝

慎一の機嫌を取ろうと、「次のお休みは慎一の好きなところ遊びに行こう!」と誘う凜々花。しかし、彼女のスケジュールは1ヶ月先までびっしり埋まっており、「1か月後とかでもいい?」と問いかけます。1ヶ月がいつか分からない慎一の「何回寝たらいい?」という言葉は、親子の約束に対する認識の溝がいかに深いかを浮き彫りにしています。仕事に忙殺され、家族との時間を軽視してきた凜々花の現状が、子どもにも多大な影響を与えていることが伝わってきます。

浩太の冷静な指摘と親としての責任

慎一ががっかりする姿を見て、浩太は「パパと行こうか。2回寝てからだけどな」と優しく声をかけ、子どもとの約束を守ろうとします。そして、凜々花に対し「無理しなくていいから、できないこと、約束しないで」と、冷静かつ的確な指摘をします。凜々花が子どもの心を傷つけないために、安易な約束をすべきではないことを示唆しており、浩太が親としてどれほど責任感を持っているかを浮き彫りにしています。

▽ 慎一の機嫌を取ろうとした行動が、逆に自分のこれまでの言動の積み重ねを露呈してしまいましたね。子どもとの約束を今まで軽んじてきたことが、どれほど子どもの心を傷つけていたか、凜々花はようやく気づいたようです。この気づきが、彼女をどのように変えていくのでしょうか。

2025.06.04

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Written by Googirl編集部

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