「養育費はしっかり毎月払ってね?」イクメン夫に離婚を告げられた妻の話【独立しても忙しい】

2025.05.14

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「家族も仕事も大切にしたい」――そう願ったはずの彼女が、選んだのは“仕事”でした。
子育てをしながらもキャリアを諦めず、念願の独立を果たした凜々花。しかし、理想と現実のギャップは想像以上に大きく、家庭を顧みる余裕はますます失われていきます。
今回は、夢を追う母、支える夫、そして何も言えない幼い息子。すれ違い始めた家族のかたちに切り込む『「養育費はしっかり毎月払ってね?」イクメン夫に離婚を告げられた妻の話』の中から独立しても忙しかった話をご紹介します。


あらすじ

朝から「遊ぼう」と母親にねだる4歳の息子・慎一。しかし、凜々花は仕事が忙しく、相手にすることができません。イクメンの夫・浩太が「たまには家族で出かけない?」と提案し、一家で動物園へ行くことになります。久しぶりの家族団らんを楽しむはずでしたが、動物園に着いて早々、凜々花に仕事の電話が入ります。大口の契約が決まったことに喜び、すぐに仕事に戻ろうとする凜々花に、浩太は不満を募らせますが、結局彼女は息子を残して帰ってしまうのでした。

見どころ

朝の親子の温度差

「一緒に遊ぼ」と無邪気に母親に手を伸ばす慎一と、「もう4歳でしょ。自分で遊びなさい」と冷たく突き放す凜々花の対比が印象的です。仕事に追われ、疲弊している凜々花の様子がうかがえますが、幼い息子の寂しそうな表情が胸に刺さります。

動物園での電話

動物園に到着し、これから家族で楽しむというタイミングで入った仕事の電話。契約が決まり、嬉しそうな凜々花の声とは対照的に、「どうしたの?」と不安そうに声をかける浩太の表情が、この後の展開を暗示しているようです。仕事と家庭の間で揺れる凜々花の姿が描かれています。

息子の願いを置き去りにする決断

「ママ、帰っちゃうの? 遊ばないの?」と悲しそうな声で問いかける慎一に対し、凜々花は「大事な大事な仕事なの」「ママの代わりはいないんだ」と、まるで自分に言い聞かせるかのように答えます。息子の気持ちよりも仕事を優先する凜々花の言葉は、様々な感情を抱かせます。

▽ せっかくの家族での外出も、仕事の電話一本で中断してしまう。それも、今日でなくても良いはずの仕事のために、息子の「一緒にいたい」という願いを簡単に切り捨てる凜々花の行動は、彼女の仕事への強い執念を表していると同時に、母親としての役割をどう考えているのか疑問を投げかけます。
浩太が最後に慎一の手を強く握る姿が、父親としての彼の複雑な思いを物語っているようです。この出来事は、夫婦の関係にどのような影響を与えていくのでしょうか。

2025.05.14

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Written by Googirl編集部

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