「養育費はしっかり毎月払ってね?」イクメン夫に離婚を告げられた妻の話【自分勝手な妻】
「子持ち」であることを理由にキャリアを諦めたくない――。そう強く願う主人公の凜々花は、会社からの独立を決意し、着々と準備を進めていました。夫の浩太は育児にも協力的で、保育園選びから慣らし保育まで積極的にこなします。
しかし、初めて凜々花が保育園へ息子・慎一を連れて行く当日、まさかの大号泣! 共働き夫婦の日常で起こる、見過ごせない出来事を描いた「『養育費はしっかり毎月払ってね?』イクメン夫に離婚を告げられた妻の話」の中から自分勝手な妻をご紹介します。
あらすじ
いよいよ始まった慎一の保育園生活。ママである凜々花が初めて保育園まで送るはずでしたが、自転車に乗せる前から慎一は激しく泣き出してしまいます。困り果てる凜々花のところに、浩太が声をかけます。浩太が抱っこすると、嘘のように泣き止む慎一。
その様子を見た凜々花は、浩太に朝の送迎をお願いすることに。「朝は凜々花が連れて行く約束でしょ?」と戸惑う浩太に対し、凜々花は「家計を支えているのは私だし、私の仕事を優先して当たり前じゃない?」と言い放ちます。
浩太は言葉を失いながらも了承しますが、凜々花は「浩太の方が慎一と一緒にいる時間が長いんだから、絶対浩太が連れてった方がいい」と心の中で呟くのでした。
見どころ
大泣きする息子に戸惑う凜々花
自転車に乗せる前から、全身でイヤイヤと表現する慎一。そんな息子の様子に、凜々花は「あとは自転車に乗せて連れてくだけなのに!」と焦りを隠せません。初めての送迎で、早くも壁にぶつかってしまった凜々花の戸惑いが伝わってきます。
救世主のように現れた夫
途方に暮れる凜々花の前に現れたのは、夫の浩太。「どうした慎一、 大丈夫か~?」と優しく声をかけ、そっと慎一を抱き上げます。すると、さっきまであんなに泣いていた慎一が、嘘のように泣き止みました。
当たり前? 妻の言葉に言葉を失う夫
浩太に朝の送迎を頼む凜々花。「朝は凜々花が連れてく約束でしょ⁉」と当然の疑問を口にする浩太に対し、凜々花は「でも、家計を支えてるの私だし、私の仕事を優先して当たり前じゃない?」と譲りません。まるで自分の主張が絶対であるかのような凜々花の態度に、浩太は返す言葉も見つかりません。
▽ 保育園の朝の送迎は凜々花、夕方のお迎えは浩太と夫婦で決めていたにもかかわらず、初日からその約束をあっさりと破ってしまう凜々花。
彼女の頭の中は自分の仕事のことでいっぱいのようです。共働きとはいえ、お互いを尊重し、協力し合う姿勢がなければ、夫婦の関係はぎくしゃくしてしまうのではないでしょうか。この一件で、二人の間に溝が少しできてしまったようです。