「養育費はしっかり毎月払ってね?」イクメン夫に離婚を告げられた妻の話【物を投げるなんて!】
育休中の夫・浩太と生後8ヶ月の息子・慎一と暮らす凜々花。「子持ち」というハンデを乗り越えるため、彼女は独立という目標に向かって邁進しています。そんな中、浩太は献身的に離乳食の世話を焼いていますが、凜々花の言葉は、まるで彼の努力を認めないかのように厳しく響いてしまうようです。今回は、そんな夫婦の日常を描いた「『養育費はしっかり毎月払ってね?』イクメン夫に離婚を告げられた妻の話」を深掘りしていきます。
あらすじ
慎一が誤って凜々花の大切な本に離乳食を飛ばしてしまいます。浩太はすぐに謝りますが、凜々花はそんな浩太の態度に苛立ちを募らせます。物を投げることへの注意や、育児は育休中の浩太の担当だと、凜々花は畳み掛けるように指摘。浩太が「注意はしてる」と反論しても、凜々花は彼の育児への姿勢に不満をあらわにします。「必要な時は叱らないと」という凜々花の言葉に、浩太は言葉を失い、ただ謝るしかありません。
一方、凜々花は、育児に専念しているはずの浩太がスキルアップのための勉強をしないことにも不満を感じています。夕食の支度を尋ねる浩太に、凜々花は「いらない」と冷たく言い放ち、部屋を出て行ってしまいます。一人残された浩太は、寂しそうに慎一に「ごはん食べようか」と声をかけるのでした。
見どころ
「大事な本なのにっ」
お気に入りの本に離乳食が飛んでしまい、語気を強める凜々花。浩太がすぐに「あ~ごめんごめん」と謝るのに対し、凜々花の表情は険しいままです。この短いやり取りから、凜々花の浩太に対する不満や、少し余裕のない様子がうかがえます。大切なものを汚されたことへの苛立ちだけでなく、育児に対する不安や焦りも感じられます。
「なんでそんなにへらへら笑うの?」
本を拭いて「うん!」と明るく振る舞う浩太と、そんな浩太に疑問をぶつける凜々花。「拭けば大丈夫そうだね」と軽く済ませようとする浩太の態度が、凜々花には真剣さに欠けているように映ったのでしょう。「物は投げてもいいって慎一が覚えたらどうするの?」という凜々花の言葉には、子どもの将来を案じる母親としての強い思いが表れています。
「今は育児だけなんだから しっかりしてよ」
ため息をつきながら、浩太に厳しい言葉をかける凜々花。彼女は、育休中で育児に専念しているはずの浩太が、もっと主体的に、そして責任感を持って育児に取り組んでほしいと感じているのでしょう。「全体的に意欲が低いんだよね」という凜々花の心の声からは、浩太への不満が募っている様子が伝わってきます。二人の間には、すでに深い溝ができ始めているのかもしれません。
慎一がスプーンを投げてしまった小さな出来事が、凜々花にとっては見過ごせない問題へと発展しました。彼女は浩太の育児への姿勢に強い不満を募らせ、厳しい言葉を投げかけますが、その言葉は浩太の心を深く傷つけてしまったようです。凜々花の言葉の裏には、母親としての責任感や、将来への不安が潜んでいたのかもしれません。しかし、その思いは浩太には届かず、二人の間には深い溝ができてしまいました。この出来事をきっかけに、夫婦の関係は険悪な方向へと進んでいくことでしょう。