「養育費はしっかり毎月払ってね?」イクメン夫に離婚を告げられた妻の話【子どもがいるから?】
子どもができるのは嬉しい反面、キャリアを考えると不安な人もいるでしょう。でも夫が家事育児に協力的な上、育休まで取ってくれたら話は変わるもの。だけどそんな状況は長くは続かず、最終的に夫から離婚を切り出されてしまうことも……。今回は「イクメン夫に離婚を告げられた妻の話」の中から、子どもがいることで思うように働けないジレンマをご紹介します。
あらすじ
結婚2年目、産後半年の凜々花はキャリアも大切にしたい。そのため夫・浩太と交代して半年ごとの育休を取ることに決めていた。また夫婦が平等でいられるよう、家事や育児もできるほうがすればいいと考えていた。
でもそんな凜々花の話を聞いた母親はどこか心配そう。「子育ては思い通りにいかない」「人生何があるかわからないんだから甘えすぎちゃダメ」と凜々花に忠告するのだった。
仕事から帰宅した浩太も「産後だからあんまり無理しちゃだめだよ」と凜々花に伝える。浩太の優しさは伝わるものの、自分ばかりが口うるさく言われる状況に、凜々花はどこか納得がいかなかった。
育休をとって、率先して育児や家事をやる浩太。よく「夫の育休は邪魔なだけ」と言われるが、浩太は有言実行して凜々花の負担を減らそうと頑張っていた。
復帰祝いで、飲み会に参加した凜々花。帰りが遅かったため、浩太は心配するが、自分が信用されていないと捉えた凜々花は感情的になってしまう。産後のホルモンバランスの乱れなのか、不安定になる凜々花。冷静になった凜々花は、そのあと浩太に謝ることにした。
ある日大きなプロジェクトのリーダーが発表されたが、それは凜々花ではなく後輩だった。自分が適任だと思っていた凜々花はショックを受ける。上司に理由を聞くと「子育て中の君には荷が重いと思ったから」と説明される。
見どころ
育児の大変さを理解している上司
上司も子育て経験があるため、育児と仕事の両立の大変さをよく理解している。イレギュラーなことも多く、負担がかかるだろうと判断し、上司は凜々花をリーダーには任命しなかったのだ。
「今は時期じゃない」
しかし凜々花は納得がいかなかった。自分が「母親だから」「子どもがいるから」という理由で任せてもらえないのが許せないようだ。上司は「今は時期じゃない」ということを説明するが、凜々花はまだ納得ができていない。
「要領悪すぎるんじゃない?」
帰宅しても、イライラがおさまらない凜々花。洗濯物をたたむ浩太に「要領悪すぎるんじゃない?」「そんなんでよく仕事できるね」と八つ当たりをするのであった……。
子育て中の母親への理解がある上司なのに、凜々花はどうも納得がいかないみたいですね。上昇志向が強いのはいいことですが、人に八つ当たりするのはよくありません。周りへの感謝ができない人は大切なものを失ってしまいます……。