「あの男はやめとけ」亡くなった夫のおかげで、不倫しなくて済んだ話【思い出】

2025.06.03

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

愛する人を失った悲しみから立ち直ろうとした矢先に、再び裏切られるという経験は、想像を絶するほどの絶望をもたらしますよね。しかし、もし亡くなった人が、そんなどん底にいるあなたに、そっと手を差し伸べてくれるとしたら。
今回は、絶望の淵に沈む女性に、亡き夫が残したメッセージが届く、「『あの男はやめとけ』亡くなった夫のおかげで、不倫しなくて済んだ話」をご紹介します。


あらすじ

夫・哲也の死後、心の傷を癒そうと立ち上がった夕実でしたが、新たな出会いを求めた相手・昂に裏切られ、再び深い悲しみに沈んでいました。その様子を心配そうに見守っていた哲也の魂は、夕実を救うため、あることを思いつきます。
生前の哲也が使っていた寝室へと移動した哲也の魂は、ポルターガイスト現象を起こし、棚から一冊の冊子を床に落とします。その音に気づいた夕実が恐る恐る部屋に足を踏み入れると、そこには、哲也が使っていた机の上に開かれた状態で置かれた「diary」と書かれた冊子がありました。夕実がページをめくると、そこには哲也が書き綴った、彼女への深い愛情と、彼女の幸せを願う言葉が記されていました。

見どころ

哲也が遺した「日記」の存在

夕実が恐る恐る寝室に足を踏み入れると、哲也が使っていた机の上に、一冊の「diary」と書かれた冊子が開かれた状態で置かれていました。これは、哲也が生きている間に、夕実への愛情や願いを綴っていた日記であることが示唆されます。哲也の姿が見えない中で、彼が遺したものが夕実に語りかけようとしているというシーンは、亡き夫の深い愛情を感じさせ、心を揺さぶります。

哲也の深い愛情と未来への願い

哲也の日記には、「俺は夕実と結婚してから、ずっと夕実の幸せを考えて生きてきた。夕実が幸せに笑っていることこそが、俺の幸せだから。それは俺が死んだとしても変わらない」と、夕実への深い愛情と、彼女の幸せを願う言葉が綴られています。
さらに、「もし俺に何かあったとしても、夕実の人生は続く。それができるだけ健やかで、幸せであってほしいと俺は願ってる。それに俺が遺したものが、俺がいなくなった後も夕実を笑顔にしてくれればいいなと思ったんだ」という言葉からは、死後もなお夕実の幸せを願い、彼女のためにできることを考えていた哲也の優しさが伝わってきます。

亡き夫からの「新たな幸せ」へのメッセージ

日記には、「俺のことを忘れろ、とまでは言えないけど、俺を引きずって生き辛くなるくらいなら、別の相手を見つけて幸せになってほしい。俺を理由に、新しい幸せを手に入れることを迷わないでほしいんだ。保険のお金だって、そのためのもの」と、夕実が新しい幸せを掴むことを願う哲也の言葉が記されています。
この言葉は、最愛の人を失った悲しみから立ち直ろうとしながらも、新たな一歩を踏み出すことに躊躇していた夕実にとって、何よりも温かい「死者がかける言葉」となるでしょう。日記に涙を落としながらも、笑顔を作る夕実の姿は、彼女が哲也の言葉を受け止め、前向きに進もうとしていることを示唆しています。

▽ 死んだ後でも、これほどまでに相手を思い、言葉を届けることができるのですね。哲也の日記に綴られた深い愛情と願いは、絶望の淵にいた夕実の心をきっと温かく包み込み、彼女が新しい人生を歩み出すための大きな光となるでしょう。

2025.06.03

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by Googirl編集部

女子力向上をめざす応援サイト! オシャレ、美容、恋愛など海外の最新ニュースを毎日配信!