「あの男はやめとけ」亡くなった夫のおかげで、不倫しなくて済んだ話【亡き夫が残したメッセージ】
愛する人を失った悲しみから立ち直ろうとした矢先に、裏切られるという経験は、想像を絶するほどの絶望をもたらしますよね。しかし、もし亡くなった人が、そんなどん底にいるあなたに、そっと手を差し伸べてくれるとしたら……。今回は、絶望の淵に沈む女性に、亡き夫が残したメッセージが届くエピソードをご紹介します。
あらすじ
夫・哲也の死後、心の傷を癒そうと立ち上がった夕実でしたが、新たな出会いを求めた相手・昂に裏切られ、再び深い悲しみに沈んでいました。その様子を心配そうに見守っていた幽霊の哲也は、夕実を救うため、あることを思いつきます。
生前の哲也と夕実が使っていた寝室へと移動した幽霊の哲也は、ポルターガイスト現象を起こし、棚から一冊の冊子を床に落とします。その音に気づいた夕実が恐る恐る部屋に足を踏み入れると、そこには、哲也が書いていたであろう日記がありました。
見どころ
哲也の助けたいという想い
昂に裏切られ、どん底に沈む夕実の姿を見た哲也は、「何かしてやりたい」「せめて、俺の言葉だけでも届けられれば――」と、愛する夕実を救いたいという強い想いを抱きます。哲也の魂が、夕実の苦しみに寄り添い、彼女のために何かできないかと必死に考える姿は、亡くなってもなお夕実を深く愛し続けている彼の愛情の深さを感じさせますね。
思い出の寝室
哲也との思い出が残る寝室。一人で広いベッドで眠るのもつらくて避けてきたようですが、哲也のポルターガイストによる導きで、一歩前に踏み出せました。
亡き夫からのメッセージ
哲也の寝室に入った夕実が、彼が生きていた頃を思い出し、寂しさに目を伏せたその時、コトンと何かが置かれる音がします。音のする方を見ると、哲也の日記が。この日記には、一体何が書かれているのでしょうか?
▽ 生前の哲也の日記。そこには、哲也が夕実へのどんな想いを綴っていたのでしょうか。そして、この日記が、絶望の淵にいる夕実を救い、彼女にどんな「言葉」をかけるのでしょうか。