「あの男はやめとけ」亡くなった夫のおかげで、不倫しなくて済んだ話【四面楚歌】
夫の哲也を亡くし、寂しさを埋めるように昂と関係を持ってしまった夕実。しかし、昂が複数の女性と同時に関係を持つ、いわゆる「二股」をかけていた事実を知り、昂に騙されていた女性たちと協力して反撃を開始します。今回は、昂を追い詰める夕実たちの痛快な作戦と、追い詰められた昂が露わにする本性をご紹介します。
あらすじ
昂に二股をかけられていたことを知った夕実は、同じように被害に遭った女性たちと協力し、昂を問い詰めるための作戦を実行します。カフェを貸し切り、集めた証拠を突きつけ、昂を完全に包囲。次々と明らかになる昂の悪行に、昂は焦りを募らせます。
しかし、窮地に陥った昂は、開き直った態度を取り始め、本性を露わにするのでした。一方、幽霊となった哲也は、そんな夕実の行動力に驚きつつも、昂の自業自得な状況を複雑な思いで見守ります。
見どころ
積み上げられた証拠
これまで昂に騙し取られた女性たちの証拠が、克明に記録された書類の束。アクセサリーの写真、SNSでのやり取りのスクリーンショットなど、その一つひとつが昂の罪を物語っています。これだけの証拠があれば、ごまかすのは難しそうですが……。
被害者たちの連帯
一人では泣き寝入りするしかなかった被害者たちが、互いに協力することで、昂に対抗する力を得ました。もう言い逃れはできません。
開き直り
とうとう逃げ場を失くした昂の本性があらわになりました。さんざん女性たちからお金を巻き上げておいて、「馬鹿な女」とは聞き捨てなりません。
▽ 昂の身勝手な言動と、それに対する夕実たちの反撃は、まさに因果応報。さらに優柔不断だと悩んでいた彼女が、ここまで真っ直ぐに言葉を伝えられるなんて……哲也はきっと、生きている間は知りえなかったでしょうね。