「あの男はやめとけ」亡くなった夫のおかげで、不倫しなくて済んだ話【最低な嘘つき男】

献身的で優しいと思っていた昂の化けの皮が剥がれ、とんでもない嘘つき男だったことが判明しました。ピンピンしている現在の妻・佳子さんと仲睦まじく暮らしているんですよ！哲也さんの怒りと衝撃はいかばかりか…。一体、この信じられない状況にどんな秘密が隠されているのでしょうか！？

あらすじ

シャワーを浴び終え、リラックスした様子の昂。一方、少し前の時間に戻ると、哲也は玄関で佳子を目撃し、言葉を失っていました。亡くなったはずの妻が生きていたことに混乱する哲也。そして、これまでの昂の親切な言動が全て嘘だったと悟り、激しい怒りを覚えるのです。
そんな中、佳子が結婚記念日の話題を振ると、昂は楽しそうに臨時収入の話を持ち出し、旅行に誘います。その金額を聞いた哲也は、それが夕実のお金ではないかと疑念を抱き、昂に掴みかかろうとしますが、幽霊であるため手は虚しく空を切ります。無力な自分に苛立ちながらも、哲也は夕実を守るため、昂との縁を切らせることを決意するのでした。

見どころ

変わり果てた昂の姿

夕実とあってる時のような疲労感や陰りは一切なく、むしろスッキリとした表情で「やっぱメイクは面倒だな…」「具合が悪いフリも疲れるし」と心の中で呟く昂。まるで別人のように健康的な姿は、彼のこれまでの言動が嘘だったことを物語っています。その変わりように、きっと衝撃を受けるはずです。

哲也の怒りと衝撃の告白

楽しそうに臨時収入の話をする昂に対し、「それって…！まさか夕実の――！」と怒りで震える哲也。夕実が昂の借金肩代わりを申し出たシーンが回想されることで、哲也の怒りの理由が明確になります。夕実の純粋な気持ちを踏みにじるような昂の行為に、憤りを覚えるでしょう。

無力感からの決意

昂を殴ろうとしても、幽霊であるため何もできない哲也。「やっぱり幽霊の俺には　何もできやしないのか…」と絶望感を抱きながらも、「いや――」「きっとまだ何かできるはず」「俺が夕実を守るんだ」「この男との縁を」「俺が切ってみせる！」と固く決意する姿は、胸を打たれます。彼の強い意志が、今後の展開への期待を高めます。

▽ 人が善意で取り持ってくれたものを、自分の利益のために利用する昂。その卑劣な行為は、当然ながら元夫・哲也の怒りを買い、物語は新たな局面を迎えました。哲也の決意が、これからどのような波乱を巻き起こすのか、目が離せませんね。