遺した妻がヤバい男に捕まった話【残したもの】
大切な人を突然失う悲しみは計り知れないもの。それでも人は徐々に前を向こうとするものです。でも中にはそんな弱みにつけ込み、利用しようとしてくる悪い人もいます。今回はそんな「遺した妻がヤバい男に捕まった話」から、生命保険に関するエピソードをご紹介します。
あらすじ
営業マンの哲也は、外回り中に交通事故に遭い、突然この世を去ってしまう。気がつくと、自分の葬儀会場に立ち尽くし、泣き崩れる妻・夕実の姿を目の当たりにする。自分が亡くなったことを理解しつつも、霊となった哲也は妻を見守り続けることを決意する。一方で夕実は哲也の死後、深い悲しみに暮れ、日常生活もままならない状態に陥る。そんな中、哲也が生前に残していた多額の保険金の存在を知るが、彼女はそれを使う気になれずにいた。
ある日、思い出のバーを訪れた夕実は、同じく配偶者を亡くした経験を持つ男性・昂と出会う。共通の境遇から意気投合した二人は、次第に親しくなっていく。最初は昂を疑っていた哲也だが、意外にも献身的な昂を見直すようになる。そして昂と知り合ったことで、少し前向きになれた夕実は昼間に外出できるようになり、哲也は「こいつなら夕実の未来を守ってくれるんじゃないか」と思いはじめていた。
それから半年後、昂から告白された夕実は付き合うことを決意する。
見どころ
昂と付き合いさらに精神が安定する夕実
昂と付き合い始めた夕実はさらに精神状態が安定していき、ほかの友人とも食事に行けるようになっていた。
哲也が残した生命保険
友達と遊んで気分転換することを勧める昂。さらに「お金はきつくなったら援助する」と言うが、夕実は哲也が残した生命保険の話をする。
お金は使ったほうがいい
哲也の生命保険を使えずにいる夕実。しかし昂は優しい言葉で哲也のお金を使うことを肯定した。
哲也は夕実に自分が残したお金を使ってほしいと考えているもの。そのため昂が夕実を説得してくれたのは嬉しかったようです。たしかに自分と同じ境遇の人が背中を押してくれたら、いい意味で自分の考えも変えられそうですよね。