迷惑かけるなら仕事に行け! 自称イクメン夫に我慢できなくなった妻がブチ切れた話

育休を取得してやる気満々の男性も多いでしょう。いざ育休がスタートすると、思ったよりも家事や育児が楽勝だと思ってしまう人もいるようですが、ワンオペでやるとなると、現実はそう甘くないようです。今回は、自称イクメン夫に我慢できなくなった妻がブチ切れた話をご紹介いたします。
主人公・マサトは、ごく普通のサラリーマン。育休を2か月取得するため、社員に挨拶をします。男性の育休取得を推進したい会社のため、後輩の手本になるよう上司に激励されつつも「2か月も仕事休んで家でゴロゴロできるなんて羨ましいよ」と揶揄されたマサトは、「育休は単なる休みじゃないんですよ!」とビシッと言い返します。
そして、マサトの2か月の育休がスタート。マサトは、今まで一緒にいられなかった分「育休中は全力で家のことをやるから任せてな!」と妻のハナに伝え、3人の生活が始まります。やる気満々のマサトは積極的に家事や育児に取り組みます。しかし、順調にできているのはすべてハナが準備をしたり声をかけたりと、お膳立てしてくれていることに気づかず、「マサトは育児って大人2人だと余裕じゃね?」と甘く考えてしまいます。
それから3日後、マサトは突然「動物園に行かないか!?」と提案します。ハナは、リンが風邪気味だったことや離乳食のスケジュールがズレることを心配して乗り気ではありませんでしたが、マサトに押し切られて動物園に行くことに。ただ、出発する前の準備だけでも大変なのに、マサトはなにも手伝うことなく自分のペースでしか行動しないため、ハナはまたしてもモヤッとしてしまいます。
動物園では、テンションが上がったマサトが一番楽しんでおり、リンのことよりも自分が楽しむことしか考えていない行動に、ハナはイライラが募ります。ハナは、帰りは早めに出て渋滞を回避しようと提案したのに、マサトがギリギリまで遊んだせいで混雑する中帰るはめになり、リンは車中でグズってしまいました。帰宅してからもやることはたくさんあるのに、マサトは疲れ果ててソファで寝落ちしてしまいます……。
翌朝、ハナは復職の手続きで出社する予定だったため、リンをマサトに預けて出かけます。マサトは「一人でゆっくりしてきな」と言ってハナを見送り、気合い十分でリンの面倒を見ますが、ワンオペ育児は思い通りにはいきません。限界を感じたマサトは、ハナに電話をして助けを求めます。リンになにかあったのかと不安になって急いで帰るハナでしたが、リンは元気そうに遊んでいて安堵します。その代わりマサトはぐったりしていて、家事も手付かずの状態になっており、ハナは落胆してしまいました。それなのに大変だったアピールをするマサトに、ハナはモヤッとします。さらに頑張ったご褒美として、飲みに行っていいかを聞かれたハナは、マサトへの不信感が募る一方です。
マサトは飲みに行く予定を考えながらスマホをいじっていると、うとうとして寝てしまいました。すると、ソファにいたリンが床に落ちてしまい大泣き。洗濯物を干していたハナは、リンの泣き声を聞いて慌てて駆け寄りました。するとマサトは、自分の非を認めずに「なんで目を離したんだよ!」とハナを責め立てます。さらに疲れたアピールをしてくるマサトに、ハナはブチ切れて、リンを病院に連れて行く準備をします。
ハナの怒りが爆発










ハナのお膳立てのおかげ
自分の不注意を叱られて拗ねたマサトに対して、「迷惑かけるなら育休なんて取らなくていい!」「毎日の家事育児は私がお膳立てしてるんだよ!」と言い返したハナなのでした。自分をイクメンだと威張るパパは、奥さんがサポートしてくれているということを忘れないでほしいですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。