本音はしたくない…妻が気が進まない夜に応じるため考えること【妥協した夜】
結婚してすぐの頃は毎晩幸せな夜を過ごしていても、何年も経つと「今夜は気が進まないな……」という日もありますよね。世の中の夫婦は、夜も仲良しな夫婦でいるために、どんな方法を取っているのでしょうか?今回は「妻が気が進まない夜に応じるため考えること」の話の中から夫を気遣う妻の葛藤の話をご紹介いたします。
あらすじ
芙美と真は結婚して7年になる仲良し夫婦。しかし、夜の時間は間が空きがちで、夫の真は芙美よりも積極的でした。そんなある夜、真からのお誘いがあったものの、芙美には見たい配信がある日と重なってしまいます。断るのも悪いと感じた芙美は、「体調がイマイチだから明日にしよう」と提案し、その場を乗り切ります。しかし、翌日の夜に真との時間を過ごした後、芙美は「義務みたいに感じる」ことにモヤモヤとした気持ちを抱いていました。
見どころ
複雑な妻の葛藤と優しさ
芙美は楽しみにしていた配信があるにもかかわらず、夫からの誘いを断ることに罪悪感を覚えます。「配信と比べられたなんて知られたら、嫌な気持ちにさせるし」と、夫の気持ちを慮る芙美の優しい一面が描かれています。しかし、その優しさゆえに、自分の本音を抑え込んでしまう複雑な妻の葛藤が伝わってきます。
夫を気遣う妻の選択
芙美は「明日ならどうかな?」と提案することで、夫の誘いを完全に断るのではなく、先延ばしにするという選択をします。これによって、夫の真は拒否されたわけではないと安心し、芙美も自分の見たい配信を見られる時間が確保できます。夫を気遣いながらも、自分の時間を大切にしようとする芙美の工夫が垣間見える場面です。
満たされない夜の後の感情
真との夜の時間を終え、「ちょっと疲れたな」と感じる芙美の描写は印象的です。触れ合って嫌なわけではないし、それなりに幸せな気持ちにはなれるものの、心から燃え上がるようなときめきがないことにモヤモヤを抱えています。幸せに「慣れてしまった」からこその、複雑で満たされない感情が描かれています。
▽結婚生活が長くなると、新婚当初のような情熱が薄れてしまうことはよくあることです。愛する夫との時間であっても、自分の気持ちとの間にギャップが生まれてしまうのは、よくあることです。芙美が抱えるこのモヤモヤは、今後どのように解消されていくのか、見守りたいところです。