「母さんに比べてお前は…」モラハラマザコン夫への復讐【初めての手料理】
付き合っていたときは普通でも、結婚して初めて夫がモラハラだとわかるパターンもあるようです。さらにいちいち母親と比べられたら、不快に思いますよね。そんなモラハラ気質な夫との結婚生活に疲弊していく女性の心情を描いた「「母さんに比べてお前は…」モラハラマザコン夫への復讐」の中から初めて手料理を食べた夫の話をご紹介します。
あらすじ
主人公の綾音は、仕事も順調で充実した日々を送る26歳の会社員。半年前には結婚もして、公私ともに順風満帆なはずでした。しかし、たったひとつ、彼女の心に影を落とすものがあります。それは、夫の英夫が綾音の作った料理に不満を抱いていることでした。英夫はかなりのマザコンで、事あるごとに料理上手の母親と綾音を比較します。付き合っていた頃は手料理を振る舞う機会がなかったため、結婚してから初めて夫の「食」へのこだわり、そして母親への依存を知ることになった綾音。新婚当初こそ平和だったものの、徐々にその関係は変化していきます。
見どころ
マザコン夫の片鱗
英夫は一人っ子で、母親に強く依存していることがわかります。綾音は「マザコン」という言葉を使いながら、英夫がどれほど母親の話題を繰り返すかに辟易している様子がうかがえます。
新婚当初の食卓
結婚して間もない頃、綾音が作った初めての手料理に、英夫は「うまいよ」と褒め言葉を口にします。しかし、その賛辞はどこか薄っぺらく、綾音は安堵しつつも、心の中ではかすかな不安を抱えていました。この時の英夫の態度は、彼が料理に対して抱く真の感情を隠していたかのようです。
募る不安と不満
新婚当初の穏やかな食卓は長くは続きませんでした。毎日料理を作る綾音の心には、「今日も文句を言われるのではないか」という憂鬱な感情が募っていきます。英夫の母親への過度な依存と、それからくる料理への不満が、綾音を少しずつ追い詰めていく様子が描かれています。
▽ 幸せな結婚生活を夢見ていた綾音を待ち受けていたのは、モラハラ気質なマザコン夫との日々でした。新婚当初からすでに亀裂の兆しが見え隠れしており、この先、綾音がどのようにして夫と向き合い、自らの幸せを掴んでいくのか、目が離せません。