「母さんに比べてお前は…」モラハラマザコン夫への復讐【文句を言うだけ!】
付き合っていた頃には気づかなかった夫のモラハラ気質が、結婚後に明らかになるケースは少なくありません。ましてや、自分の母親と比較されるような発言には、誰しも不快感を覚えることでしょう。綾音と英夫は結婚して間もない夫婦。結婚数か月のある日、綾音は料理で失敗してしまいます。その些細な出来事をきっかけに、二人は口論に発展。英夫からは心ないモラハラ発言が飛び出します。今回は「母親の料理と比べ、モラハラ発言をする夫に反撃した話」の中から作ってもらった料理に対して文句を言うだけの夫の話をご紹介いたします。
あらすじ
ある日の夕食時、綾音が作った料理について、夫の英夫は自分の母親の料理と比較し、文句ばかりを言い始めます。「俺の母さんの飯のほうが百倍うまかった」「クソまずい」といった英夫の言葉に、さすがの綾音も反論。しかし英夫はさらにたたみかけるように、綾音の料理の欠点を挙げ連ねます。お互いの不満がぶつかり合い、言い争いになる二人。綾音は仕事と家事を両立していることを訴えますが、英夫は「俺のほうが労働時間が長い」と反論し、家事は綾音がやるのが効率的だと主張します。そして、自分もゴミ捨てや風呂掃除をしていると恩着せがましく言い放ち、最後には「自分ばっかり頑張ってるアピールすんなよ」と告げて席を立ってしまうのでした。
見どころ
文句を言うだけ!
綾音の反論に不機嫌になった英夫は、さらに追い打ちをかけるように料理への不満をぶつけます。味が薄い、品数が少ないなど、具体的に欠点を挙げ、「褒められるのは『毎日食える』ってところくらい」とまで言い放つその言葉からは、日頃からの不満が募っていることがうかがえます。しかし、そこまで言うのであれば、せめて自分でも何か協力する姿勢を見せてほしいものです。
必死な訴えも虚しく…
綾音は、自身も仕事を持つ身でありながら家事や毎食の準備をこなしていると必死に訴えます。それに対して英夫は文句ばかりだと、日頃の不満を爆発させるかのように叫びます。しかし、綾音の切実な訴えも英夫には響かず、彼の顔には歪んだ表情が浮かぶばかりで、二人の溝の深さが露呈する瞬間です。
全てお前が悪い
英夫は「飯はお前が作るのが効率的」だと言い放ち、その理屈が理解できない綾音に対して「そんなこともわかんないの?」とあざ笑うような態度を取ります。まるで家事の全てを綾音に押し付けるのが当然であるかのようなその物言いは、聞く者の神経を逆撫でするに十分です。綾音の顔が歪むのも無理はありません。
▽家事における些細なことにも関わらず、夫の英夫は文句を言い続ける姿が描かれています。しかし、どれだけ文句を言ったところで、彼は綾音の作った料理を完食しているのは、なんとも皮肉な状況です。