卒婚で幸せになる!長年連れ添った夫婦が選んだ道の結末は?【卒婚しよう】
新しい夫婦の形として注目を集めている「卒婚」をご存じでしょうか? 婚姻関係を続けながらも、夫婦という枠にとらわれずにそれぞれの人生を歩むという選択。それは、長年連れ添った夫婦にとって、本当に幸せな結末をもたらすのでしょうか?今回は、長年連れ添った夫婦が選んだ「卒婚」という道を描く「卒婚で幸せになる! 長年連れ添った夫婦が選んだ道の結末は?」の話をご紹介します。
あらすじ
結婚して25年、夫に尽くしてきた絵美は、ある日突然夫の郡司から「卒婚」を切り出されます。しかし、絵美は悲しむどころか、その提案をあっさりと受け入れるのでした。「もうお前は自由だ」という郡司の言葉に、絵美はどれほどこの言葉を待っていたかをかみしめます。二人の出会いは32年前、絵美が20歳の時。母が経営する居酒屋で働く絵美の元に客として現れたのが、大工の郡司でした。明るく子供のような笑顔の郡司に惹かれた絵美は、5年間の交際を経てプロポーズされ、結婚します。しかし、幸せな時間は長くは続かず、郡司が贈ってくれたはずの指輪は、今や絵美の手元にはありませんでした。
見どころ
突然の「卒婚」宣言!
絵美と郡司が朝食を囲む中、郡司から飛び出したのは「卒婚しないか?」というまさかの言葉。絵美は一瞬戸惑うものの、「私は賛成よ」と意外な返事をします。長年連れ添った夫婦の間に何があったのか、そして絵美がすんなり受け入れた理由は何だったのでしょうか。この一言が、二人の関係を大きく変えるきっかけとなります。
待ち望んだ「自由」
「もうお前は自由だ、これからは自分の好きに生きろ」という郡司の言葉に、絵美は心の中で「この言葉を、どれほど長い間待っていただろう」とつぶやきます。結婚生活を後悔していないけれど、一度も「結婚して良かった」と感じたことがないという絵美。彼女が抱えてきた結婚生活での複雑な思いが垣間見え、今後の展開に引き込まれます。
郡司との出会い、そして失われた指輪
20歳で出会った絵美と郡司。明るく快活な郡司に絵美は惹かれ、プロポーズの際には誕生石のサファイアの指輪を贈られます。一生大切にしようと誓った指輪は、娘の菜月が生まれてすぐに売られてしまったという事実が明かされます。この指輪が、郡司が絵美に贈った最後のプレゼントだったというエピソードは、二人の関係がどのように変化していったのかを表していますね。
▽長年連れ添った夫婦が選んだ「卒婚」という新たな道。突然の提案に、絵美は驚きよりも安堵を感じているようでした。幸せだったはずの出会いから、絵美の指から消えた指輪が物語るように、二人の関係にはいつしか亀裂が入っていたようです。この「卒婚」という選択が、絵美にとって本当の幸せをもたらすのか、今後の展開に期待が高まります。