卒婚で幸せになる!長年連れ添った夫婦が選んだ道の結末は?【夢は何?】
卒婚という新たな夫婦の形を模索する「卒婚で幸せになる! 長年連れ添った夫婦が選んだ道の結末は?」の話をご紹介いたします。今回は、その中から主人公の絵美が自身の夢を真剣に考える話をご紹介します。
あらすじ
カフェでパートを始め、ようやく経済的に安定し始めた絵美に、予期せぬ事態が訪れます。世界中で猛威を振るうウイルス感染症の影響で、カフェは無期限の休業に。自宅で過ごす時間が増えた絵美は、やりたい仕事を見つけて楽しそうに働く娘・菜月の姿を見て、自身の人生について深く考えるようになります。菜月の後押しもあり、絵美は長年の夢だった「ウェブライター」への挑戦を決意。しかし、その決断は夫である郡司に理解されることはなく、夫婦の関係に新たな波紋を投げかけることになります。
見どころ
娘からの問いかけが胸に響く
カフェの休業で家にいる時間が増えた絵美は、やりたい仕事に打ち込む娘・菜月の姿を眩しく感じています。そんな絵美に菜月が「ママが本当にやりたかったことって、なに?」と問いかけ、家族のために尽くしてきた絵美の心に、この問いかけが深く突き刺さります。菜月の「もうそろそろ、自分のために生きてもいいと思うよ」という言葉は、絵美の心にも響き、改めて自分自身の人生を見つめ直すきっかけを与えてくれます。
夢への一歩を踏み出す決意
菜月の言葉に後押しされ、絵美は昔抱いていた「作家になる」という夢を思い出し、ウェブライターへの挑戦を決意します。読みかけの本をじっと見つめながら、テーブルに置いた手をぎゅっと握りしめる絵美の姿からは、長年心の奥底にしまっていた夢に再び光を当てる強い意志が感じられます。この「自分の人生を、このまま郡司のためだけに使って終わらせたくない!」という絵美の心の声は、彼女が新たな一歩を踏み出す上での大きな原動力となるでしょう。
夫とのすれ違いが浮き彫りに
ウェブライターに挑戦することを郡司に告げた絵美でしたが、郡司は「俺に迷惑かけなきゃ、好きにしろよ」「どうでもいいから、ビール!」と、絵美の決意に全く興味を示しません。絵美の真剣な思いとは裏腹に、まるで他人事のようにビールを要求する郡司の態度に、夫婦の間の深い溝が感じられます。
▽娘からの温かい言葉に背中を押され、長年の夢だった「ウェブライター」への挑戦を決意した絵美。しかし、その一歩を踏み出す絵美の思いは、夫である郡司には全く届いていませんでした。自分の人生を自分のために生きようと決めた絵美と、その気持ちに寄り添えない郡司。このすれ違いは、夫婦の関係にどのような変化をもたらすのでしょうか。絵美が選んだ新たな道が、彼女に何をもたらすのか目が離せません。