母の手料理を捨てた彼氏…入籍前に彼と別れた理由【決意】
大切な恋人との結婚が決まり、幸せの絶頂にいる……かと思いきや、彼の予想外の言動で一気に気持ちが冷めてしまうこともあります。結婚まで約束した相手でも、到底受け入れられない一面を見てしまったら、見て見ぬふりをして関係を続けるのは難しいですよね。今回は、「入籍前に彼と別れた理由」の中から母親の料理を捨てた彼に激昂した話をご紹介いたします。
あらすじ
彼氏のミツルが母親の作ってくれた料理をまずいと一言で捨ててしまったことに激怒するヒトミ。これまでもミツルの家事に対する無関心さに不満を抱いていた彼女は、彼の人間性を疑い始めます。自分だけでなく母親の気持ちまで踏みにじるミツルの態度に、ヒトミの怒りは収まらず……。ついに二人の関係に決定的な亀裂が入ります。
見どころ
料理を捨てられた母の気持ちを代弁するヒトミ
「まずいからってお母さんが作ってくれた料理ひと口食べただけで捨てたのは誰だって言ってんの!」と、普段とは違う強い口調でミツルを問い詰めるヒトミ。ミツルの態度に堪忍袋の緒が切れた彼女は、まずいからという理由だけで料理を捨てた彼の行動が、料理を作ってくれた母親の気持ちをどれだけ傷つけたかを畳みかけるように伝えます。この行動が、単に家事をしないというだけでなく、ヒトミの家族の気持ちを軽んじる行為だったことが強く伝わってきます。
家事をしない彼に突きつけられた現実
家事をしない理由を「苦手だから」と言い訳するミツルに対し、ヒトミは「なんで仕事ではそれができるのに家事になるとできなくなるの?」と鋭く核心を突きます。家事と仕事は、どちらも苦手なことを克服しようと努力する点では同じはず。それでも彼が家事をしないのは、「お金が発生しないから」「家事は誰かにやらせればいいと思っているから」というミツルの本心を見透かしたヒトミの言葉が重く響きます。
決別を告げるヒトミ
ミツルの謝罪を聞き、「もういいよ」と許したように見えたヒトミですが、その言葉の直後「だってなに言われても許す気ないし」と、きっぱりと別れを告げます。人の母親が作った料理を平気で捨てるような彼とは一緒にいられないという彼女の強い意志が示されます。一度冷めてしまった気持ちはもう戻らないことを悟ったヒトミの決断が描かれています。
▽激昂するヒトミの姿に、ミツルはようやく自身の過ちを認め謝罪します。しかし時すでに遅し。これまで溜め込んできた不満が爆発したヒトミの気持ちは、すでに彼から離れていました。結婚を前に、相手の本質的な部分を目の当たりにしたとき、その関係を続けるかどうかの決断を迫られるという、現実的な問題を突きつける話でしたね。