母の手料理を捨てた彼氏…入籍前に彼と別れた理由【家政婦じゃない】
大好きな彼との結婚が決まり、幸せ真っただ中……かと思いきや、彼の思わぬ一面を見てしまい、一気に幻滅してしまうことも。たとえ婚約まで済んでいても、それが自分にとって許せないことだった場合、見て見ぬ振りで結婚をするのは難しいですよね。今回はそんな結婚にまつわるお話、「入籍前に彼と別れた理由」の話の中から彼が私を家政婦扱いしている疑惑を感じる話をご紹介いたします。
あらすじ
仕事でくたくたになって帰宅した主人公のヒトミ。しかし、先に帰っていた婚約者のミツルからは「今日の夕飯何?超腹減ったー」という言葉が。残業で遅くなったヒトミへのねぎらいの言葉もなく、料理を催促するミツルの態度に、ヒトミは苛立ちを隠せません。ヒトミが「早く帰ったなら、ミツルが作ってくれてもいい」と伝えても、ミツルは「俺料理出来ないし」「ヒトミが作った方が美味しいしさ」と、スマホをいじりながら言うばかり。ついにヒトミは「もしかして、そのために結婚しようって言ったわけじゃないよね…?」と、ミツルへの不信感を抱き始めます。
見どころ
料理は作って当たり前?
「早く帰ったなら、ミツルが作ってくれてもいいんだよ」というヒトミの言葉に対し、「えー、でも俺料理出来ないし」とあっさり答えるミツル。さらに、「ヒトミが作った方が美味しいしさ」と、あたかもヒトミが料理を作るのが当然であるかのように振る舞います。このミツルの言葉は、料理は女性がするものという固定観念が透けて見え、ヒトミの不満を募らせる一因となります。
家政婦じゃないの?
疲れて帰ってきたヒトミに対し、何の気遣いもなく食事を催促するミツル。しかも、自分はスマホをいじりながら待つだけという態度に、ヒトミは心の中で「ミツル、私のこと家政婦か何かだと思ってない?」と問いかけます。家事の負担や男女間の役割について、多くの女性が一度は抱いたことのある感情なのではないでしょうか。ミツルの無神経な言動が、ヒトミの心に大きな波紋を広げます。
結婚の本当の意味とは
ミツルの身勝手な態度に、「もしかして、そのために結婚しようって言ったわけじゃないよね…?」と疑念を抱くヒトミ。結婚は、互いに支え合い、協力し合う関係性を築くものだと考えるヒトミにとって、ミツルの態度は結婚の価値観そのものを揺るがすものでした。結婚を前にして、パートナーの本当の姿が見えてくる瞬間の複雑な感情を鮮やかに描き出しています。
▽残業で疲れて帰ってきたヒトミに対し、労いの言葉もなく食事を催促するミツル。しかも、スマホをいじりながら「早く作って」と言わんばかりの態度に、ヒトミのイライラは募るばかりです。結婚を前にして見えてくるパートナーの意外な一面は、時に大きな問題となることがあります。互いを思いやる気持ちや、結婚に対する価値観のすり合わせがいかに重要であるかを考えさせられる話でしたね。