「そんなの子どもに食べさせてるの？」冷凍食品が入ったお弁当をバカにするママ友を撃退！【楽しくご飯を食べるということ】

食へのこだわりはひとそれぞれ。自分だけでなく子どもには絶対に体にいいものを食べてほしいと思う人もいれば、料理にかける時間を家族とのスキンシップにあてたいと考える人もいそうです。さまざまな考えがあって良いと思うのですが、自分の考えを人に押し付けるのは困りもの。今回はそんな、「お弁当をバカにするママ友を撃退した話」の中から楽しくご飯を食べることの大事さを教えてくれた話をご紹介いたします。

あらすじ

花ちゃんに「悪いのはママだもん！」と泣き出され、大声で叫んでしまった花ちゃんママは固まります。りんが差し出したコロッケを花ちゃんが食べると、「おいしい！」と大喜び。りんが花ちゃんママにもコロッケを勧めると、花ちゃんママは渋々口にし、「本当だ…ふつうにおいしいね」と驚きます。花ちゃんが「みんなと同じもの食べられてうれしい！今日はご飯の時間が楽しいもん！」と喜ぶのを見て、花ちゃんママは、自分が「楽しくご飯を食べる」という大切なことを教えてあげられていなかったと涙します。すずねは花ちゃんママを励まし、二人の関係は少しずつ良い方向へ向かっていくのでした。

見どころ

花ちゃんの純粋な喜びと花ちゃんママの衝撃

りんが差し出したコロッケを口にした花ちゃんは、「おいしい！」と目を輝かせ、さらにりんのお弁当箱を差し出された花ちゃんママが渋々コロッケを食べると、「本当だ…冷凍食品は美味しくないイメージがあったけど、これはふつうにおいしいね」と驚きを隠せません。このシーンは、花ちゃんの純粋な喜びが、花ちゃんママの固定観念を打ち破り、食に対する新たな視点を与える重要な瞬間です。りんと花ちゃんの無邪気な交流が、花ちゃんママの心に変化をもたらすきっかけとなります。

花ちゃんママの悔恨と気づき

花ちゃんが「みんなと同じもの食べられてうれしい！今日はご飯の時間が楽しいもん！」と喜びを爆発させたのに対し、花ちゃんママは悲しそうな顔でうつむき、「もしかしたらそれが花にいろんなことを強制させてしまってたのかな…」と悔恨の念にかられます。そして「楽しくご飯を食べるっていう…いちばん大切なことを教えてあげられてなかったなんて、母親失格ですね」と涙を流します。このシーンは、花ちゃんママが自身の食育に対する過度なこだわりが、子どもの本当の喜びを奪っていたことに気づき、深く反省する感動的な瞬間です。

すずねの温かい励ましと関係性の変化

涙を流し、自身を「母親失格」だと責める花ちゃんママに対し、すずねは「失格なんてことないと思います！」「花ちゃんママは、子どもを思って食べるものに気を使ってたんですよね」「それも体に良いだけじゃなくって、ちゃんとおいしいって思ってもらえるようなレシピの研究までして！悪いことじゃないと思います！絶対に！」と、真剣な表情で温かく励まします。このすずねの言葉は、花ちゃんママの努力を認め、彼女の価値観を否定せず寄り添う姿勢を示しています。この出来事をきっかけに、二人の関係は確実な変化を遂げ、より良い方向へと向かっていくことが期待されます。

▽親子遠足のお昼時、花ちゃんママに理不尽な言葉を投げつけられた花ちゃんが、ついに感情を爆発させ、「どうしてママは食べちゃダメって言うの？」「花はそんなの頼んでないもん！」と涙ながらに訴えます。重い空気が流れる中、りんが花ちゃんにコロッケを差し出し、さらに花ちゃんママにまで「食べたかったんだよね！うらやましかったんだよね！」とコロッケを勧めます。りんは、花ちゃんママの心の奥底に隠された本音を見抜いたのでしょうか。この出来事を機に、花ちゃんママは自身の食育と向き合ってくれるといいですね。