妻や娘よりスマホ? 携帯依存症気味の夫が反省したワケ【パパはこんな感じ】
今ではなかった時代を思い出せないほど、私たちの生活に欠かせない存在となったスマホ。とても便利なものですが、度を超えて夢中になりすぎると周りの人が困ってしまうこともあるようです。今回の主人公・雪歩も、そんなスマホ依存症気味な夫・智に悩んでいるようす。智はスマホをいじりだすと、家族が話しかけても上の空みたいで……?そんな中、娘がおままごとを始めたところずっとスマホを見ているパパを演じた話をご紹介いたします。
あらすじ
クラス交流会兼ピクニックに参加した雪歩と夫の智、娘の琴子。ピクニックは和やかに進み、お昼ごはんを終えた子どもたちは自由におままごとを始めます。琴子も参加し、パパ役をすることに。しかし、琴子のパパ役は、どうやらスマホに夢中で家族の話も聞かない智のモノマネのようで……。娘のまさかの行動に、雪歩だけでなく智も言葉を失います。
見どころ
パパはこんな感じ
琴子が演じるパパ役は、片手にスマホを持っているかのように見立てた手をじっと見つめ、花ちゃんがご飯ができたと呼んでも生返事ばかり。まるで普段の智をそのまま映し出しているようで、雪歩は思わず「あれスマホを持ってるつもりだよね!?」と青ざめます。子どもの純粋な目には、親の日常がどれほど鮮明に映っているのか、ハッとさせられる瞬間です。
琴子の痛烈なモノマネ
琴子のパパ役はさらにエスカレート。「仕事で疲れた俺にはスマホくらいしか癒やしがないんだよぅ!」と、智の口癖まで再現します。これには智も顔を真っ赤にして固まりますが、琴子は無邪気に「ことちゃん何それ!おもしろーい!」と笑い飛ばします。子どもの無垢な言動が、時に大人にとって最も手厳しい指摘となることを痛感させられます。
智の深い反省
ピクニックから帰宅後も、智はずっと落ち込んだ様子。夕食時も、娘の琴子が寝てしまっても、ソファに体育座りをしてうなだれています。スマホは体の横に置かれ、もはや触れる気力もないようです。娘の何気ないモノマネが、智の心に深く刺さり、自身の行動を省みるきっかけとなったことがうかがえます。
▽子どもは思ったより親のことをよく見ているもの。琴子ちゃんにとってパパの印象は、ずっと寝転んでスマホをいじっている人だったのでしょう。智も今回の件で、自身のスマホとの向き合い方を深く反省したようです。家族の絆を見つめ直すきっかけとなる、心温まる話でしたね。