「俺は子どもなんて欲しくなかった…」産婦人科で撃退された夫の話【初めての育児】

産後は身体の回復と慣れない育児で心身ともに大変な時期。そんな中、夫の協力は不可欠なはずですが、中には産後の妻の状況を理解せず、育児に非協力的な夫もいるようです。今回は、出産を終えたばかりの妻と、育児に無関心な夫の話をご紹介します。

あらすじ

無事に出産を終え、産院のベッドで身体を休めているナツミのもとへ、両親がお見舞いにやってきました。ナツミの両親は生まれたばかりの孫の顔を見て大喜び。特に父親は最初こそ抱っこをためらっていたものの、いざ抱き上げてみるとその可愛さにメロメロになります。両親の温かいサポートもあり、ナツミは少しずつ育児に慣れていきます。しかし、職場から駆けつけた夫のリュウジは、可愛いと赤ちゃんを愛でるばかりで、おむつ替えすらナツミに任せきり。ナツミはそんなリュウジの態度に複雑な表情を浮かべるのでした。

見どころ

父親のデレデレっぷりにほっこり！

最初は赤ちゃんを抱くのをためらっていたナツミの父親ですが、一度抱っこしてみるとその可愛さにすっかり魅了されてしまいます。孫を前にしたおじいちゃんのデレデレな表情は、見ているこちらも思わず笑顔になってしまうほど。ナツミと母親がその様子を微笑ましく見守る姿も印象的で、家族の温かさが伝わってきます。新しい命が家族にもたらす喜びを象徴しているかのようです。

ナツミの奮闘と母親の愛情

出産を終えたばかりで身体はボロボロながらも、ナツミは慣れない育児に一生懸命奮闘します。24時間体制の赤ちゃんのお世話は想像以上に大変ですが、ナツミは赤ちゃんの天使のような寝顔を見ているだけで疲れや痛みが吹き飛んでいくと感じています。

育児に消極的な夫の言動

仕事の疲れが吹き飛ぶほど赤ちゃんの可愛さに夢中なリュウジですが、おむつ替えをナツミに勧められると「怖い」「俺がやる必要はないだろ」と拒否します。さらに、泣いている赤ちゃんを早く替えてあげないと「可哀想」と、ナツミに促すリュウジの言動には、育児に対する責任感のなさが伺えます。産後の大変な時期に妻を労わろうとしないリュウジの態度に、ナツミは複雑な表情を浮かべ、今後の夫婦関係に暗雲が立ち込めます。

▽子供を産んだばかりで身体はボロボロでも、育児は待ってくれません。しんどい身体にムチを打ち子供のお世話に奮闘するナツミ。しかしそれに対して、リュウジはまたしても育児に消極的なようでナツミも違和感を抱きます。可愛いと愛でるだけでは決して済まされない育児の現実を突きつけられたとき、二人の関係はどうなっていくのでしょうか。