「俺は子どもなんて欲しくなかった…」産婦人科で撃退された夫の話【安定期へ】
妊娠・出産は女性にとって大きなライフイベントであり、喜びと同時に多くの困難も伴います。特に妊娠中のつわりは、想像を絶するほど辛いもの。そんな時、夫の理解とサポートは必要不可欠です。しかし、中にはその大切さを理解していない夫もいるようで……。今回は、娘を守れるのは私だけと決意を新たに胸にする母にまつわるお話をお届けします。
あらすじ
退院後も体調が優れないナツミは、早めに産休に入ります。しかし、一番ひどかった頃よりはマシになったものの、つわりは一向に治まる気配がありません。食事を作るのも一苦労なナツミのために、実母が食事の作り置きや家事を手伝ってくれます。母の優しさに感謝しつつも、何度も襲ってくる吐き気に苦しむナツミ。そんな中でも「この子のことを守れるのは私だけ」と、お腹の子への愛情を胸に頑張る日々を送ります。
そして、つらいつわり期間を乗り越え、ようやく安定期に突入。ひどかったつわりが嘘のように治まり、食欲も出てきて、穏やかな妊婦生活を送れるようになっていきます。
見どころ
つわりとの闘いと母の支え
ナツミを苦しめるつわりは、一向に治まる気配がありません。常に吐き気とだるさに襲われ、食事もままならないナツミを支えたのは、実母の存在でした。忙しい合間を縫って家事全般をこなしてくれる母の姿に、ナツミは感謝と申し訳なさを感じます。
しかし、母は「今は自分とお腹の子のことだけ考えてなさい」と温かい言葉をかけ、ナツミを支え続けます。つらい時期に寄り添ってくれる家族の温かさを感じさせるとともに、想像を絶するつわりの辛さをリアルに伝えています。
お腹の子への強い決意
つわりに苦しみながらも、ナツミはトイレで「この子のことを守れるのは私だけなんだから」「苦しくても頑張らなくちゃ」と、お腹の子への強い決意を胸に誓います。
どんなに辛い状況でもお腹の子を守ろうとする母親の愛情と覚悟がひしひしと伝わってきます。苦しみの中でも、お腹をさするナツミの表情からは、母親になることへの喜びと責任感が感じられますね。
安定期に入った喜び
長く続いたつわりとの闘いを乗り越え、ようやく安定期に入ったナツミ。ひどかったつわりが嘘のように治まり、普通にご飯が食べられるようになったことに感動します。味覚はまだおかしいものの、食事ができることの幸せを噛みしめる姿は、つらい時期を乗り越えた達成感と安堵感が伝わってきます。つわり経験者なら誰もが共感するであろう、安定期を迎えることへの喜びを瑞々しく描いています。
▽ 大変だったつわり期間を乗り越え、無事に安定期に突入したナツミ。体調が落ち着き、ようやく穏やかな妊婦生活を送れるようになったのは何よりです。この期間を経て、ナツミは母親としての自覚を一層深めていったことでしょう。