怖すぎ…! 食い尽くし系旦那に「私の分も残してね」と言った結果【祝福された出産】
「出産で私が入院するのに、夫は自分でご飯を用意する気がみじんもないようで…」産休に入り、いよいよ出産間近となった恵子さん。しかし、夫の時夫さんはまるで他人事。自分の食事の心配ばかりする夫に、恵子さんは呆れと不安を感じていました。
そんな中、ついに恵子さんに陣痛が! 一人で病院へ向かうことになった恵子さんを、時夫さんはどう迎えるのでしょうか? 今回は、出産という一大イベントの中で見えてくる夫婦の話をご紹介します。
あらすじ
陣痛の中、一人タクシーで病院へ向かった恵子さん。数時間後、無事に女の子を出産します。「ほぎゃ…ほぎゃぁ…!」と元気な産声を聞き、安堵の涙を流す恵子さん。分娩室を出ると、そこには心配そうに待つ時夫さんの姿がありました。「恵子…! 本当にお疲れ様…!」と労いの言葉をかけ、手を握ってくれる時夫さん。恵子さんも「時夫…」と、疲れながらも夫の優しさに触れ、心が温まります。
病室には、駆けつけた恵子さんのご両親と時夫さんのご両親も。「なんてかわいいの!」「恵子が生まれたときにそっくりだ!」と、生まれたばかりの赤ちゃんを囲んで喜びを分かち合います。娘は「めぐ」と名付けられ、恵子さんとめぐちゃんの産後の経過は順調そのもの。一週間後、二人は待ちに待った退院の日を迎えます。「いやー帰ってきてくれて良かった」と運転席で安堵の表情を浮かべる時夫さん。後部座席でめぐちゃんを抱く恵子さんも、無事に退院できたことに心から安心していました。
しかし、そんな幸せな空気は、自宅のドアを開けた瞬間、一変するのです。「なにこれ…!?」恵子さんの目に飛び込んできたのは、お弁当やお惣菜のゴミ、そして食べ終わったカップ麺の容器が散乱した、目を覆いたくなるような光景でした。
見どころ
不安と陣痛の中の一人での移動
平日の昼間、突然始まった陣痛。「いた…痛い…!」と一人でうずくまる恵子さんの姿は、出産への不安と身体的な痛みで押しつぶされそうなほど辛そうです。タクシーに乗り、汗をかきながら病院へ向かう恵子さんの表情からは、頼る人がいない心細さがひしひしと伝わってきます。
感動の出産と夫の労いの言葉
数時間の陣痛を経て、ついに赤ちゃんが誕生! 元気に泣く産声と助産師さんの「おめでとうございます!」という言葉に、恵子さんは心底安堵します。「良かった…」という一言には、言葉にならないほどの喜びと疲労が滲み出ています。そして、分娩室の外で待っていた時夫さんの「恵子…! 本当にお疲れ様…!」という労いの言葉と、握られた手が、恵子さんの心を温かく包み込みます。この時の二人の間には、確かに絆が感じられます。
両家の祝福と退院の喜び
赤ちゃんを囲んで喜ぶ両家の両親の姿は、見ているこちらも幸せな気持ちになります。「無事に出産してくれてありがとう」「二人で大切に育てよう!」と誓い合う恵子さんと時夫さん。そして、無事に退院の日を迎え、「帰ってきてくれて良かった」「無事に退院できて安心したよ」と穏やかに話す二人の様子からは、新生活への希望が感じられます。しかし、この幸せな空気は、一体どのように崩れてしまうのでしょうか……。
▽ みんなに祝福され、新しい家族が増えた喜びで満ちていた恵子さん。しかし、自宅で目にした光景は、彼女の想像を遥かに超えるものでした。夫の時夫さんは、恵子さんの入院中、全く家事をすることなく、コンビニ弁当やカップ麺で済ませていたのです。
そのゴミの山は、時夫さんの「食い尽くし系」な本性を改めて浮き彫りにし、恵子さんに大きな衝撃を与えることになります。温かい家族の話は一転、夫婦の間に新たな問題が勃発する予感に満ちています。