W不倫する私が地獄まで落ちた話【一筋の光も見えない】

愛のない夫との結婚生活に疲れ果てていたユヅキは、同じく既婚者のツバサと禁断のW不倫関係に陥ります。やがてツバサの子を妊娠したことが判明し、そんな中で夫ミナトの浮気を知ったユヅキは、夫を道連れに地獄へ堕ちようと画策します。しかし、不倫相手のツバサの妻からは不倫への償いを迫られ、まさに八方塞がりの状況に。そして、ついに夫の浮気相手であるアキによって、全ての事実が義両親に暴露されてしまいます。今回は「W不倫する私が地獄まで落ちた話」の中からユズキには一筋の光も見えない話をご紹介いたします。
あらすじ

義両親が帰宅し、部屋で一人になったユヅキは、お腹の子どもまで取り上げられるのではないかと絶望します。そこへ夫ミナトが現れ、ユヅキがいることに驚きながらも、「嘘がバレたんだろ」と冷たく言い放ちます。ミナトは荷物をまとめながら、この家を出てアキと暮らすこと、家賃は払うが生活費は自分で持つこと、そしてもし子どもが自分との子であれば引き取ることをユヅキに告げます。子どもに罪はない、アキも喜んで育ててくれる、だから中絶は考えるなと一方的にまくしたてるミナトの言葉に、ユヅキは衝撃を受けます。さらにミナトは「俺もしばらくは新婚生活楽しみたいし?アキに子どもできたらお預けになるからさ~ユヅキが産んでくれたら、慰謝料はまけてやるよ」と告げ、家を出て行きます。一人残されたユヅキは、義父、義母、ミナト、アキ、ツバサ、ツバサの妻からの責め苦を想像し、錯乱状態に陥ります。「私だけが悪いんじゃないのに……!どうして私だけが上手くいかないのよぉ!!」と叫んだ後、吐き気に襲われトイレに駆け込みます。この子を産んでも、産まなくても、自分には何も残らないと絶望するユヅキは、震える手で実家に電話をかけ、「お母さん!お父さん!お願い……助けて‼」と助けを求めるのでした。
見どころ
全てを失ったユヅキの絶望

義両親が去り、真っ暗な部屋で一人になったユヅキの心象が描かれています。お腹の子どもまで奪われるかもしれないという恐怖と、全ての嘘が露呈したことへの絶望が、ユヅキの表情からひしひしと伝わってきます。これまでの行動が招いた結果とはいえ、彼女の孤独と先の見えない状況が胸に迫ります。
冷酷なミナトの最後の通告

ミナトがユヅキに対して一方的に告げる言葉の数々は、彼がいかにユヅキのことを見下し、自分勝手な考えを持っているかを浮き彫りにします。「子どもに罪はないから」「アキも喜んで育ててくれる」といった言葉は、ユヅキへの配慮が一切なく、自身の都合の良いように物事を進めようとする彼の冷酷さが際立っています。
助けを求める最後の叫び

吐き気に襲われ、トイレで一人うずくまるユヅキの心情は、まさにどん底です。何もかも失い、誰にも頼れない状況で、彼女が最後にすがったのは実家でした。「今度は……信じてくれる……?」という心の思いから、これまでにも何かあったことを匂わせつつ、母親と父親に助けを求める必死の叫びは、彼女の最後の希望であり、この後の展開を大きく左右する重要なシーンとなっています。
▽アキによって義両親に全ての事実を暴露されたユヅキ。ミナトの指示によって、お腹の子どもまでいいように利用されると悟ったユヅキは、ついに実家に助けを求めることになります。これまでのツケが回ってきた形ですが、自業自得にはなってしまいますね。