W不倫する私が地獄まで落ちた話【重ねてしまった嘘】

夫婦間のすれ違いから別の相手と関係を持ってしまった男女「W不倫する私が地獄まで落ちた話」は、夫のミナトと結婚生活に苦しむユヅキが、既婚者のツバサと関係を持つところから始まる、まさに泥沼の恋愛です。今回はW不倫するユヅキが地獄まで落ちた話の中からユヅキが重ねた嘘の話をご紹介いたします。

あらすじ

夫ミナトとの関係が冷え切っているユヅキは、既婚者のツバサとW不倫をしています。ある日、ミナトが取引先のアキと浮気中に交通事故に遭い、それをきっかけにユヅキはツバサの子を妊娠していることが判明します。ミナトの浮気を暴こうとするユヅキでしたが、逆にミナトからツバサとの不倫を突きつけられ、慰謝料を要求される事態に。そんな中、アキからミナトと海外で幸せに暮らすという話を聞いたユヅキは、ミナトだけが自由になることを許せず、お腹の子がミナトの子であると嘘をつくことを決意します。

見どころ

義母の動揺とミナトの焦り

ユヅキがミナトの子を妊娠したと告げた瞬間、義母の「こ…子どもですって……⁉」という言葉に、ミナトは言葉を失います。その場に漂う緊張感が伝わってきます。義母の怪訝な表情と、自分のしたことを思い出して口を押えるミナトの姿からは、それぞれが抱える複雑な感情が見て取れます。特に、ユヅキの心の中の「心当たりはあって当然でしょうね」という冷めた一言は、彼女のしたたかさを際立たせています。

義母の喜びとミナトの激昂

ユヅキがエコー写真と母子手帳を差し出すと、義母は「初孫よ初孫！」と一気に喜びの感情を爆発させます。一方、ミナトは「ふっ……ふっざけんなよ！」とユヅキをビンタし、怒りをあらわにします。ミナトが浮気を指摘しようとするのを遮り、孫の誕生を無邪気に喜ぶ義母と、怒りに震えるミナトの対比が印象的です。

▽ミナトへの復讐心から、お腹の子どもをミナトの子だと偽ったユヅキ。義母の純粋な喜びとは裏腹に、ミナトの怒りは頂点に達し、ユヅキに手を上げてしまいます。しかし、ユヅキは怯むことなく、挑発的な言葉でミナトを追い詰めます。「もうどうなってもいい…ミナトをこのまま幸せになんかさせない…地獄に、ただ道連れにしたい」というユヅキの決意は、彼女がどこまで堕ちていくのか、そしてこの復讐劇の終着点がどこにあるのでしょうか。