「そちらが奥様のお部屋になります」妻の書斎を“家事室”と書いた工務店の営業の話

いままでは賃貸だったけれど、ライフスタイルの変化とともにマイホームを考える人もいるでしょう。人生で一番大きな買い物といっても過言ではないからこそ、工務店も含め慎重に選びたいと思いますよね。でも店員が夫にばかり話しかけ、妻をスルーしたらどう思うでしょうか? 今回は妻の書斎を「家事室」と書いた工務店の営業の話をご紹介いたします。
主人公・瀧本菜々美は夫・修平とふたり暮らしです。このたび昇進した修平の転勤が決まり、リモートワーク可能な菜々美は一緒に引っ越します。今後は修平の転勤がないため、ふたりはマイホーム購入を検討することに。
早速近所の工務店に出向いたふたりですが、営業・田上は修平には名刺を渡すものの、菜々美のことはスルーします。修平がペアローン予定だと伝えても「基本は旦那さんメイン」と決めつけられ、イラっとした菜々美。その後も修平とばかり話をしますが、料理と掃除は妻の仕事と言わんばかりに、菜々美にキッチンやお風呂掃除の話題を持ちかけたのでした。
修平から希望を聞かれ、家で仕事する菜々美は自分の部屋が欲しいと伝えます。しかし菜々美の希望を却下した上、修平の書斎を提案した田上。さらに「赤ん坊の泣き声がうるさくても書斎があればゆっくりできる」「僕は自宅でそうしてます」と驚きの発言をしたのでした。
住宅ローンの仮審査のために、源泉徴収票を提出した菜々美たち。そこで菜々美のほうが年収が高いと知った田上でしたが、修平の役職を褒めます。自宅に帰り、田上の接客を批判した菜々美。修平も納得しほかの工務店を視野に入れますが、田上から土地の候補が見つかったと連絡が来て……?
家の間取り図







仕事部屋を家事室にした田上
田上が見つけた好条件な土地を気に入った菜々美たち。しかし修平がいらないと言った書斎を作ったり、菜々美が希望した仕事部屋を家事室にしたりと、相変わらず自分の意見を押しつけたのでした。お客さんの話を聞かないだけじゃなく、田上の男尊女卑な考えが透けて見えてウンザリしますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。