父親が息子を引き取り、養育費がもらえなくなった育児放棄女…「なんで私がこんな目に!」

夫の友人とは良好な関係を築きたい反面、初対面ではどう接したらいいかわからないでしょう。だからこそ向こうから積極的に話しかけてくれたらホッとしますよね。しかしその中にやたら夫にベタベタする女がいたらどう思うでしょうか? 今回は養育費がもらえなくなった育児放棄女が絶望した話をご紹介いたします。
主人公・遠藤夏子は夫・太一とふたり暮らしです。ある日太一から地元のBBQに誘われ参加します。幼なじみの宗吾と透が優しく話しかけてくれ安堵しますが、宗吾の妹・みずほは太一との距離が近い様子。太一もまんざらではなさそうな上、宗吾からふたりが付き合っていたと暴露されます。さらにみずほは4歳の息子・空琉を指し、「太一に似てるってよく言われるの」「心当たりある?」と言い出します。
困惑する夏子をフォローしてくれる透とは対照的に、わざとらしく甘えるみずほにデレデレな太一。そんなみずほに放置された空琉は、ひとり寂しそうに遊びます。見かねた透がみずほを注意しますが、夏子に「あの暇そうなおばさんが見てくれればよくない?」と言いはじめます。一緒になってからかいはじめた太一を叱った夏子。
しかし嫉妬されたと勘違いしたみずほが、「夜の店で働いてたときも周りの嫉妬がひどかった」「工夫しないと売上上がらないし、そしたら空琉を授かって……」と言いはじめます。注意する透の言うことも聞かず、父親をATM扱いしたみずほ。話を聞いていた空琉はショックを受け、川へ走り出してしまいます。
川に落ちそうになった空琉を間一髪で助けた夏子でしたが、「ちゃんと見てなさいよ!」とみずほと太一から責められてしまいます。泣きながら謝る空琉を見て、怒りが頂点に達した夏子。そこに割って入った透がふたりに説教します。特に結婚したにもかかわらず、昔のノリを引きずる太一に一喝した透。
愛想を尽かした夏子は「あなたみたいな人と一生過ごすなんてまっぴらごめん」と言い残し、ひとりタクシーで帰ります。帰宅した太一に離婚届を突きつけた夏子。「みずほとやり直せばいい」と安易な考えの太一は、離婚届にサインしたのでした。
地元に戻り、みずほとの再出発を考える太一。実家暮らしをしながらエリートを自称し、職を探しますが、不採用の連続です。短期アルバイトをはじめたものの、同僚から「全然使えない」と陰口を叩かれます。みずほと道で遭遇しプロポーズしたものの、東京の仕事を辞めた太一は相手にしてもらえません。家に帰るも母親から怒られ、泣きながら夏子を思い出したのでした。
一方お金持ちと結婚したいみずほは婚活をはじめますが、空回りの連続です。苛立ちを紛らわすように夜な夜な飲み歩き、寂しさを感じた空琉が父親に電話をします。慌てて駆けつけた父親は、空琉を引き取ると宣言します。養育費欲しさにごねるみずほですが、父親を選んだ空琉。「養育費がもらえないなんて困る!」と泣き叫ぶみずほを置いて出て行ったのでした。
養育費がもらえなくなり焦るみずほ










「なんで私がこんな目に!」
空琉がいなくなり養育費をもらえなくなったみずほは慌てて男性に連絡をしますが、ことごとくスルーされたのでした。鏡に映ったみすぼらしい自分を見て、ショックを受けたみずほ。常に自分優先で空琉をないがしろにしたツケが回ってきたのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。