義母と義姉にはめられたお食い初め…頼りにならなかった夫と離婚しないかわりに条件を突きつけた話
我が子のイベントには気合いが入る人も多いですよね。特に第一子だったり、子どもがまだ小さかったりするうちは、前もって準備をするママもいるでしょう。でも事前に家族水入らずでイベントをすると伝えていたのに、義家族が横取りしたらどう思うでしょうか。今回は義母と義姉からいびられても頼りにならなかった夫と離婚しないかわりに、条件を突きつけた話をご紹介いたします。
主人公の北村比奈は夫・隼人と生後3か月のアオトの3人家族です。ちょうど生後100日に家族3人でお食い初めができることになり、アオトに着せる祝い着も買って張り切っていました。その頃、義両親から顔を見せに来てほしいと言われた比奈は、家族3人で義実家に行きます。
しかしなぜか来客がたくさん来ていた上、義母にいまからお食い初めをはじめると言われてしまいます。困惑する比奈が義母に尋ねると、アオトはうちの大事な跡取り息子なのだから、こちらでやるのが正式だと言われてしまいます。一番下座に座らされた挙句、勝手に進んでいく息子のお食い初めに比奈はショックを受けます。
そんな比奈を見て、義姉・優香は「私の子にしちゃおうかな」と言い出す始末。お腹が減って泣き出すアオトに授乳しようとする比奈に対し、ミルクを作るよう指示してきます。比奈は席を立つ隼人を追いかけ、これは嫌がらせだと怒りますが、「減るもんじゃないんだから」と聞き入れてくれません。
さらに義母と義姉は母親である比奈に集合写真を撮るよう指示してきます。比奈が写真を撮ったあともアオトを返さない義姉でしたが、アオトが泣き出したため、比奈は「落ち着かない抱っこで嫌だったよね」「こんな服嫌だったよね」と反撃をはじめます。その姿を見て隼人は「抱っこさせてあげるのも親孝行だ」と比奈を責めます。
そして話の中でお食い初めが比奈に内緒で開催されていたことを知った嫁側の立場の親戚は驚き、反論します。妻の味方になるどころか、自分には長男として苗字を継ぐ責任があり、いずれアオトもそうなっていくと主張する隼人に、「私の実家は江戸時代から続く地主の分家だから、離婚して旧姓に戻ろうと思う」と離婚を突きつけます。
それを聞いた義母は激怒しますが、誰も逆らえない大おばあちゃん・キクの登場で空気が変わります。キクは嫁いびりをする義母と義姉、ただ傍観している義父を怒ります。そしてキクが比奈の元にやってきます。嫁いでから90年近く我慢や苦労をしてきたキクは、これから施設へ行くことになっていました。そんなキクから「実家でもどこでも好きなところに行けばいいさ」と言われた比奈は、離婚を覚悟して実家に戻ることにしました。
実家に戻った比奈
芽衣は隼人のいとこです。お食い初めで義母、義姉からいじめられる比奈を庇ってくれました。
離婚しない条件
最悪なお食い初めをさせられた比奈ですが、無事にもう一度やり直すことができました。そして離婚しないかわりに、比奈にとって好条件な環境で子育てができることになりました。義実家との縁は切りましたが、自分を庇ってくれたキクと芽衣とはいい関係が続いてよかったですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。