妻の体調が悪いのに自分勝手なタイパ男…実母から怒られ「あーっ、ムシャクシャする!」
みなさんはタイパという言葉をご存じですか? 費やした時間と得られた満足度の相対性を表す「タイムパフォーマンス」の略を指します。時間対効果を意識して効率的に動くのはいいことですが、あまりにいきすぎてしまうと考えものですよね。今回は妻の体調が悪いのに、自分勝手な発言ばかりするタイパ男の話をご紹介いたします。
35歳営業マンの黒田悠生は、妻・あかりと娘・ナナの3人暮らしです。常に効率のよさを求める悠生はタイパを最優先した生きかたをしており、歯磨き粉の並びが変わっただけでも「30秒ロスした」とあかりを責めます。
また会議を時間の無駄だと思った悠生は、後輩に自分の時間を奪われたと主張しますが、上司から怒られてしまいます。女性関係にもタイパを重視する悠生には3人の不倫相手がおり、この日は瑛子と1時間だけホテルで会いました。そんな悠生はタイパ生活を鍵付きの裏アカに投稿しており、「女を満足させれば時間を使う必要はない」と痛々しい投稿をしています。そんな悠生が自宅に帰るとあかりが熱を出していました。
「熱があるから明日娘を幼稚園に送ってほしい」と頼まれる悠生ですが、ルーティーンを崩したくないと拒否します。そしてあかりにうつされたくないからとソファで寝る悠生は、不倫がバレない方法を裏アカに投稿します。翌日出社すると、上司からアフターフォローが悪く苦情が入っていると指摘されますが、担当範囲外なので関係ないと言い切ります。また営業で会食に誘われ渋々OKするものの、内心はタイパ最悪と考えます。
営業後に自宅に帰った悠生ですが、体調の悪いあかりの代わりに悠生の母が来ていたことを知ります。まるで自分が役に立たないと言われているようで不満な悠生ですが、効率が悪いあかりに問題があると責任転嫁、2人目の不倫相手・由紀と会います。瑛子にあげたものと同じプレゼントを渡し、タイパよく機嫌を取ったと思い込む悠生は、由紀に浮気を疑われていることに気づきません。あかりから何回も電話が来ているのに出なかった悠生は、コンビニで適当にケーキを買って帰りました。
帰宅しても誰もいない家
実母から怒られムシャクシャする悠生
あかりの具合が悪いのに心配するどころか、ケーキを無駄にしたと苛立った悠生なのでした。悠生の母が言う通り、人としてあまりにも冷たすぎますよね。何よりあかりが可哀想ですが、悠生の母が味方になってくれただけまだ救いでしょう。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。